超伝道の時代

スマホを開けばあらゆる情報の

伝道師達で溢れている


SNSがテレビを凌駕して

これから情報ツールを

牽引して行くらしいけれど

結局は取材しているジャーナリスト達が

記事を書かなければ

何も発信されはしないという

原理は変わらない


何かしらの事実発表がなければ

嘘の記事を書く切っ掛けもないから

おそらくもうしばらくは

この原理原則が続くのだろう


偽情報によって事実がねじ曲げられたり

あたかもそこに何か不正があったかのように

連日報道し続けるテレビの情報番組に対しての批判が

SNS上で話題になったけれど

それほど批判されるべき事なんだろうか


情報の影響力は強く

それを社会へ拡めるのは言葉

言葉も文字と声に分かれ

お喋りと記事によって

拡散されて行く


今やSNSというツールで

誰もが簡単に言葉を発信できるものだから

文字情報網は新聞や雑誌

声情報網はラジオやテレビと

入り口が少なかった時代に比べると

格段に発言者が増えたおかげで

処理する情報量も

爆発的に増えたものだから

取捨選択が難しくなっている


受け取るだけの視聴者も

発信する側のテレビ関係者も

一つの情報なのに

内容が違うなんて事は日常茶飯事で

それほど興味もないから考えずに

通り過ぎるだけだけれど

選挙のように少し自分の日常に

近づいてくると無視も出来ず

結局は手にしている情報網を駆使して

納得出来る答えを探す羽目になる


結論から言うと

ただ納得すれば良い


その情報が嘘かホントかなんて

大した問題じゃない

その情報を聞いたり話したり

書いたり読んだりする事のほうが重要で

自分が納得して感じた事を

拡める行為そのものは

古今東西ずっと続いている娯楽だから

公共放送だろうが

SNSだろうが関係なく

他人の口を塞ぐ事は出来ない


直接会話が苦手な者の意見としては

文字で色んな人が時事ネタを

考察して書いてくれる情報が有り難い

その中で一番しっくり来る物を受け入れて

何となく過ごせる今が楽しいから

何かしらを発信する人達は

伝道者としてもっと頑張ってほしいし

応援している


流れて来る情報を

信じるか信じないか

利用するかしないか

結局は自分次第


川の水を飲んで喉を潤し

上流へと登ってみたら何かしらの動物が

用を足していたって仕方ないじゃない

情報だって毒にも薬にもなるから

自分の感覚に沿って選ぶしかないだろう