ナチュラルな気分で暮らす為に

出来るだけ余計なものを捨て続けて

ようやく一息ついて

気楽さを実感し始めた今日この頃


ミニマリストを目指している訳では無いから

自宅にはそれなりに物はある

ただ何がどこにあるのかを

把握出来るようになったからなのか

妙に落ち着いて過ごせるように感じる


余計なものという定義を

自分なりに設定しては

ひとつひとつ考える過程は

面倒くさいように思えて

実は面白い


大概はファーストインプレションで

Yes or Noが頭の中に浮かぶから従うけれど

次の瞬間に「ちょっと待てよ」コールが掛かると

一気に時間が必要になる


まずその日には決められない

ずっと喉の奥にトゲが刺さったかのように

痛くて気持ちが悪い感覚に襲われ続ける

答えはもう完全に出ているから

あとは踏ん切りの問題で

でもそれがなかなか踏み出せない


手離せないという思いは

どこから来るのだろう

愛着や不安といったものを

振り払って別れを告げる

意外とその決断をする為の時間は

長くとったほうが良くて

踏ん切れない時には

一度忘れてしまえば良い


一瞬で良いから

その事を忘れる瞬間が作り出せると

案外スッキリと腹が決まる

答えがあるのに手に取らない

それまで執着して来た何かに対して

踏み込めない時は

その一瞬が大事


気づかずに

数日を過ごしてしまう事もあるけれど

そんな時はなんでそんなに執着していたのか

もう分からなくなっている

心にロックが掛かって

ただ目の前にある選択肢を

取るだけなのに出来ないそんな時

大抵は時間が解決してくれる


飲み物が気管に入って咳をするみたいに

間違った場所へ思いが運ばれた時に起きる

生理現象みたいなもの


時には手離す事が

重たく感じてしまうけれど

一度手を離してみると心がふんわり軽くなる

そう感じれば正解だし

なんか違うと感じれば取り戻せば良い


それまでと同じものを

取り戻せなければ

同じ気持ちになれるものを

選べば良いだけ


おそらくそんな選択が

上手く出来たから

今は気持ち良く過ごせている

時が歩みを止めぬように

心の針も止まることはない


この穏やかな毎日が

心の中に何を宿すのかを楽しみに待ちながら

今はこの暫しの休息に心を預けて

のんべんだらりと暮らしていよう