何となく宇宙って

見上げるイメージがあるけれど

それに包まれているのだから

上下左右どこを向いても

行き着く先は宇宙空間なんだ


夜空の星々を眺めるように

地球という枠から飛び出せば

夜空に囲まれた

世界が広がっているのかな


遮るものが無ければ

太陽の光に照らされて

どうなるのだろう

宇宙空間はそもそも

明るいのか暗いのかすら分からない


果てしなく広がるその先にも

きっと何かがあるのだろう

辿り着けない場所は

何となく未来に似ている

確実に存在はしているのに

見ることも触れることもできない


未来は今目の前にある選択肢が

指し示すその先にしか生まれない

選ばれなかったそのシナリオは

どこへ行ってしまうのだろう


もしも宇宙空間が

永遠に広がり続けるのなら

それは選ばれずに

行き場を失った未来シナリオの

墓場なのかもしれない


ひとつの惑星の80億の人が

常にどこかであらゆる選択肢の中から

選んだ未来が重なり合って

この目の前の今を映し出しているとしたら

輝く星のひとつひとつが

今を生きる人達の描く未来なんだろうか