体調を崩すと
まるで世界中の不幸を背負う気持ちになる
いつもは何気なくしている事が
とてつもなく重い
例えば仕事
暇つぶしの掃除機がけをするだけで
疲れ切ってしまう
あんなに楽だからと
選んだ仕事なのに体調を崩すと
信じられないくらい辛い
しかも給料が安いから
気軽に休めない
生活費が足りなくなるから
これはまったく考えていなかった
もう最賃で暮らせるじゃんなんて
かる〜いノリで転職したら
こんな事になってしまった
気持ちで生きているから
そもそも体調が悪いと
もう世界の終わりが来たかのような
気持ちになるから
余計に不安になってしまう
そのせいか
幼い頃に風邪ひいた時の事を思い出した
両親もちょっと優しくなるし
学校は休めるし最高だったな
父親は牧場を経営していた
経営といっても農協に丸投げだったけれど
農協も経営方針については助けてくれるけれど
牛の世話とか畑の作業は助けてくれないから
ずっと一人で作業していた
それこそ風邪を引いても
誰も助けてくれないから
今の自分のようにしんどい思いをしながら
頑張る姿を不意に思い出した