改めて経済制裁について考えても

資本主義とは相容れない 

国際社会が特定の国の国民に対して

金融資産やそれによって生まれる利益を

使えないようにするのは

単純な言い方をするとただの嫌がらせだ


しかもその不便さを利用して国民に

政権を攻撃させようとする試みは

もはや脅しとしか思えない


もし自分がこんな理不尽を

被ったらどうだろうか

ある日突然

銀行口座や証券口座の預金を

差し押さえられて

自由に使えなくなったら

どうだろうか


勤めている会社が突然

倒産しても預金は使える

直近の給与の支払いは滞っても

ひとまずはそれで時間を稼ぎ

必要な手続きをすれば

失業保険も適用されるから

先の事を考えられる


もしも倒産した会社の負債を

自分が負担しなければならないと言われ

うんすん言わずに資産を没収されるなんて

冗談じゃない

経営者でもないのに

ただの一職員なのに没収ってあんまりだ


国であれ会社であれ

大きな方向性を決めるのは

選ばれた人達で

国外や社外の組織との交渉も

そんな人達が担っていて

自分には選択権すらないのに

資産没収なんてされたら

訳が分からないし納得も出来ない


攻撃する武器は

何もミサイルや爆弾だけじゃない

誰かをそそのかしたり

脅したりして

自分の代わりに攻撃させる

それも武器になる


学校のクラスで

直接いじめをする生徒も居れば

間接的にいじめをする生徒も居る

経済制裁とはまさにそれと同じで

その国の国民を使ったその攻撃手法は

自分は安全なリングサイドで

ボクサー達の試合を観戦している

プロモーターと同じ

チケットも買わずに

その試合を観戦しているのが

他国の人々


最近の紛争ニュースを見ていると

感情的な部分においてすごく身近に感じている


どれほど大きな問題にも

感情が見えるとそこから自分の感覚に繋がる

何かがあるという事が分かり始めて

自分事として考える機会が多くなった


日本国内でも各政党が選挙戦中で

その候補者の演説や討論を見たり聞いたりと

これまであまり関心が無かったから

素通りしていたけれど

改めて聞いてみると変だと思うことが

たくさんあって

その一つが資本主義で

ホントにこの国は資本主義なんだろうか

世界はホントに資本主義なんだろうかと

疑い始めている


資本を武器化して他国の国民生活を攻撃する

そんな戦争がもう数年続いている

そう思っていたけれど

実は戦争の本質は

昔からそう変っていないのかもしれない

ただ自分が知らなかっただけで

世界大戦なんかでもいろんな物が武器化されて

戦っていたのかもしれない


自分が見てきた

人同士の対立と国同士の対立に

それほどの違いはないとすると

ジャーナリストのように

必要以上に無関係な人達に

言いふらさなければ

さぞや平和になるだろうにと思う

今日この頃