三連休の初日
いつも通り朝4時に目が覚めて
ひと通りダラダラしても
まだ午前9時で
する事もないからと
部屋の掃除をする始末
部屋は心の鏡なんて言うから
心も綺麗さっぱりしたに違いない
もしも神様の居場所が人の心であったなら
今の自分の心の中は
さぞや居心地の良い事だろう
なんてそんな事を考えていると
部屋の掃除も適当にはできないと
緊張する始末
世間は狙撃事件一色で
普段は死んだ話をしたがるニュースも
今回は生き残った側の人の方を
大きく取り上げている
人にはそれぞれの人生があり
それまで築いて来たすべてを奪うのが死だ
有権者が投票用紙に
込める思いはただ一つ
自分の周りにいる人達の為になる
選択を書き込む事だろう
家族
友人
恋人
それぞれ思う人は違っても
たとえそれが自分であったとしても
その人の未来への希望となるような
立候補者に一票を投じる
世界を代表する国の大統領候補ともなれば
最重要人物である事は間違いない
ニュースでその安否を知らせ
命に別状がなければ即
選挙戦にどういった影響を与えるのかを
語りたい気持ちはよく分かる
けれども普段は
どこの国かも分からない人が死んだと
あれだけ報道しているのに
本来大統領が守らなければならない国民
しかもその支援者が
亡くなった話をなぜ今しない
他国の一般国民が
流れ弾に当たって死んだ
候補者は無事で良かったと
おざなりの台詞で
オブラートに包むくらいなら
家族のために
より良い未来を築いてくれると信じた
候補者の応援に駆けつけて
家族を銃撃から救った
ただの父親が死んだ話を聞かせてほしい
世界最高のヒーローが
そこにいるのにニュースは
なぜその偉業に
フォーカスしないのだろう
後で映画にすれば
良いと言うのか
何をトップニュースにするのかは
視聴者の好みを慮って決めるのだとしたら
視聴する側の自分から
まずは変わらなければならない