情報開放が進み
時代は啓発社会へと舵を切った
金を出さなければ
学べなかった時代が終わり
民主主義と言いながら
プロパガンダで
大量にロボット人間を作り
票に変えて力を得ていた
統治体制が崩れ
無能な民の底上げを
余儀なくされ始めている
隠し事が出来ず
実力が公にされて
自己主張の強い人間が
組織を牛耳る時代が
過ぎ去ろうとしている
ネットワークの発達により
一般人の情報源が複数化した事で
疑心暗鬼になり辛くなった
人口減少によって
子供たちの
個別の能力を発見する
機会が増え
その個人の能力を飛躍的に
伸ばす事に成功し
世界を席巻し始めてもいる
特にスポーツの分野が
今はまだ分かりやすく成果を
上げているけれど
おそらく十年後には
他の分野でも日本の若い世代が
世界を驚かせるに違いない
そのせいか
これまでは一部にしか
公開されなかった情報を
あえて公開する組織が
増えた気がする
これまでは有名大学でしか
教われなかったことも
ネットワークを通じて発信され
受取り手が理解出来さえすれば
無料で学べる機会が
存在するようになった
ジャーナリズムは戦闘行為を
世界戦争のように報じ
如何に戦地が悲惨なものであるかを
強調しているように見える
それはある意味
若い世代に対して
そこにエネルギーを注ぐより
自分の未来に集中しろと
宣伝しているようにも見える
有名人や著名人も
SNSで啓蒙活動に勤しんでいる
どんな活動をして
どんな風に物事を捉え
何を考えているのか
それが嘘でも本当でも
受け取り手の未来は変わる
スマホを手にして
情報を検索するようになってから
自分の選択が変わった
知らない事は選べないから当然で
それを知った瞬間から選択肢に並ぶ
見慣れないものがあると
気になるのが好奇心だから
自然とその選択肢を選ぶようになり
そんなこと繰り返す内に
いつの間にか習慣がガラリと変わり
考え方や選択方法すらも変わる
世界中の人達が
何気無くSNSで投稿するだけでも
情報は交錯する
受取って広める事も出来るから
また交錯する
そのエネルギーは
世界が洗濯機の中で
ぐるぐる洗われる様な感覚
ピーピーと鳴って
蓋を開けたら
どんな世界になっているのだろう