恵まれた時代に生まれて

そして死んで行く

それだけでも幸運なのだから

何も嘆くことなどない


最近新たな職場で

小鳥の世話をしている

生き物だから当然

亡くなる小鳥もいる

亡くなった小鳥は

火葬場で焼かれ冥福を祈られる


命の価値観は

今や人もペットも変わらない


有名な人なら

盛大な葬儀が行われるが

そうでもなければ

葬儀も無く

ただ火葬をされて

家族に見送られるだけ


生きているなんて

普段は全く意識していない

毎日の生活の中で

生死なんて事は考えもしない


意識をしないけれど

常に自分は生きているし

そしていつか死ぬ


何気ない毎日を過ごせる間は

孤独を楽しんでいられるけれど

死んでしまう時に一人だと

この身体の処分が出来ない


きっとこれからこんな問題を解決する

サービスが流行るに違いない