他人との関わり方について
考えてみた
家族であれ親近感がないせいだろう
誰かと仲良くなりたいという
欲求がない
この前テレビで見た
ホッキョクグマの特集で
たまたま出くわした2匹が
数時間一緒に遊んで
また離れていった
本来単独行動をする熊が
一緒に過ごすことは
かなり珍しい事らしい
人との繋がりも
それくらいが丁度良い
そう思った
リラックスするためには
一人になる必要があるから
誰かと一緒に住むなんて
とても無理
それでも
社会で生きて行くには
一人きりでは無理だし
自分の世界に
引き籠もる事も出来ない
最低限の生活費を稼げる
職場が必要だし衣食住も必要
家族が苦手で良かったと
思う事があるとすれば
それは引きこもりにならずに
済んだ事だろう
依存心が強いから
頼る相手がいたら
きっと何もしないまま
年を重ねてしまったに違いない
幸いにも清掃員とはいえ
履歴書に書くことが出来る
経歴があるからまだ良かった
ただ最近は転職ばかりで
これまでの経歴を
書ききれなくなってしまったけれど
自分以外の感覚が
分からないから
誰かと過ごすと違和感に襲われる
子供の頃から
ずっとそうだから
慣れてしまってはいるものの
そこに誰かがいるだけで
緊張してしまう
だから一人の時間が必要なんだ
でもよくよく考えると
人が作ったものは好きで
雄大な自然よりも
公園が好きだし
都会の街並みを眺めていると
落ち着ける
特に電車の高架橋から
見える景色は好きで
車窓の景色と電車の音
車内アナウンスを聞くと
落ち着ける
テレビや映画だって
誰がが作った作品だし
それを見るのが好きだ
目の前に誰かがいなくても
人とは繋がっている
ただ他の人よりも
パーソナルスペースが広いだけ
つくづくこの時代じゃないと
生きて来れなかったと思う
それも子供もの頃よりも
今のほうが圧倒的に過ごしやすい
子供の頃に
こうなれば良いなと思った事は
ほぼそうなっている
海外旅行に行くなんて
面倒だから
いっそ向こうから来て欲しい
そう思っていたら
どこへ行っても
外国人観光客で溢れている
そのおかげで
飛行機も安くなって
国内旅行がしやすくなった
北海道に住んでいると
東京なんてまるで異国だ
いろんな人種で溢れている
観光地の列に並ぶと
前後は外国人だったりするのは
当たり前だし
日本人かと思いきや外国人で
外国人でも日本語が上手な人もいるし
ホテルのフロントやコンビニ店員も
外国人だし
いちいち外国へ行かなくても
東京へ来れば
海外気分が味わえる
なんの繋がりもない
どこかの国の旅行者すら
自分に影響を与えてくれる
感覚的に好き嫌いはあるにせよ
そんな繋がっている感覚が
あるから孤独感なんてない
物心がつく過程の
環境が特殊だったからか
自分以外の感覚がないから
一体感とか親近感が
分からない
初対面からしばらくの間
威圧的な態度の人が
ある時から急に優しくなるのは
なぜだろう
その気持ちの変化が分からない
ただ一緒に居るだけで
親近感が芽生えるなんて事はない
最初の威圧的な態度が
警戒心を刺激して
常に緊張してしまうから
そんな人とは一緒に居られない
だから大概の人のことは嫌いになる
もともと
一人になる必要があって
嫌いな人に囲まれたら
一人になりたくなるのが自然で
だからいつも一人なんだ
嫌いになったら
頑なに受け付けなくなるから
転職は必須
人と関わるのは職場しかないから
嫌になったら逃げる
我慢してもハッピーエンドはない
自分が他人と交流するのは
何かしらのサービスを
間に挟んだほうが上手くいく
その便利さを通して
他人に感謝し
代わりに何か出来るのが理想
転々と職場を変えつつも
どこかの建物を掃除する事しか
出来ないけれど
それが社会への恩返し
生活費を手にしつつ
感謝を伝える事が出来てしまう
そう考えると
仕事って便利だな