春先もそうなんだけれど
気温が上がると便秘になる
なぜなんだろう
初雪も降り季節は
秋から冬へと変わり始め
身体も冬モードへ
切り替えたら
ここ数日
急に暖かい日が続いて
胃腸の調子が芳しくない
どうも気温差の大きいこの季節は
身体にダメージを与えるらしい
そんな季節戻りな
今日この頃
生活環境も変わり
肉体労働から開放され
1日中電話番をしている
体を動かさない所為なのか
余計に体調にも変化が
あるのかもしれない
7月からホテルで
働きだして4ヶ月
突然この11月から他所のホテルへと
転属をするように言われ来てみれば
責任者がもう2ヶ月も
休まず出勤し続けている
職場に来てしまった
肉体労働ではないからと
本人はそれほど気にしていないと
初日に話していたけれど
2週間ほど過ぎた今
ちょっと雰囲気が変わっている
その責任者の業務を
共有して交代勤務をするために
この職場へ送り込まれた訳だけれど
今現在この業務が出来る人が
一人しかいないから
2ヶ月も休めない状態になっている
そもそも
前任の交代要員が
辞める前に誰かに引き継がなければ
ならなかったのに
それをしなかった事が原因で
こんな悲惨な事になっている
心情的には早く仕事を覚えて
休ませてあげたいところではあるけれど
なかなか素人がすぐに覚えるには
難しい業務で
未だに目処が立たない
休めていない人をよそに
自分はしっかり休日を過ごしていると
なんだか心苦しいけれど
変われる訳じゃないから
どうにもならない
意外とドライな自分も嫌いじゃない
そんな現実とは別にして
その責任者は
何故にこんな自己犠牲を強いて
働くのだろうという疑問もある
責任者がそうだからなのか
周りのスタッフも
頑張り屋さんが多い
喫煙者が多いのも特徴かもしれない
今の時代の喫煙者は
常に我慢しなければならないから
本人も気づかずに
イライラしているのが
手に取るように分かるから面倒臭い
そういう人は
基本的に言葉がキツイ
だから新人がすぐに辞めてしまうか
または我慢強い人しか残れないから
雰囲気も良くならない
言葉がキツイと言う側と
言われる側に別れてしまう
言われる側が弱いかというと
そうでもなくて
意外と言う側の人が気づかないような
意地悪を常にし続ける
だから業務の効率が悪くなる
一人で出来ることも
3人で分担しているなんて事は
人情職場では有りがちな事だ
そのクセ
言う側も言われる側も
表面的には
問題を起こさないから
人海戦術の時代では
勝ち残っていけたけれど
今はそうも行かず
ジリ貧状態となってしまった
ホテルの客室清掃のスタッフは
ほぼ作業員だし
事務的な作業が苦手な人達だ
自分もそうだけれど
事務的な作業に不慣れな人間に
短期間で一人立ちしろなんて
無理なのは分かりつつも
藁にも縋る思いで
私はこの職場へと
連れて来られたのだろう事は
想像出来る
実際やり始めると
予想を遥かに上回る難しさで
失敗をし続けている
心は折れて逃げ出したくて
しかたないけれど
同時に青春時代を描いたテレビドラマのような
感覚にもなっていてちょっと楽しくもある
身体も動かさないから
仕事帰りに遊ぶなんて事も
出来てしまう
この年齢だから
経験がなくてアタフタするのは
何となく懐かしく
予備知識もなくて
どうして良いのかわからない
なんて感覚も新鮮に感じる
自分の駄目さを
毎日指摘され続けるのは
流石に気持は良くないけれど
良い感覚と逆の感覚が
入り混じった
なかなかカオスな感覚に
今は少し溺れてみようと思っている
雪が積もって根付く頃には
責任者を休ませて上げられるだろうか
弱音を吐き始めた責任者と話していると
プレッシャーは半端ない
なにせ彼は私が出来るようにならないと
休めないから大変だ
季節戻りで便秘になって
気持ちが若返って自信を失くす
あまり良い状況ではないけれど
幼い頃にテレビで観ていた世界に
迷い込んでいるようで楽しくもある
だいたいドラマでは
どんな困難に出会っても
最後は乗り越えられるから
きっと何とかなるだろう
あとはヒロインが現れるのを
待つばかり