占いを生業にする人は
人の中で過ごしたいという
人が多いと思う
なにせ占う相手の情報を聞き取り
結果を説明しなければならないから
会話好きじゃないと続かないだろう
そんな人達が不特定多数に
向けて発信する言葉なんて
その言葉通りのアドバイスは
受け入れられないし分からないし
現実感が湧かない
例えばラッキーアイテムが
「古い友人」
なんて事が書いてあったら
その時点でその占いはハズレてる
だって
今まで友人なんていた事にないから
占いを見るのは好きだけど
どこかフィクションとして
捉えていて
信じるというよりは
今日は良いことを言われたとか
なんか憂鬱になる事を言われたとか
今日はどっちなんだろうという
怖いものみたさのほうが強ったから
自分の事としては
捉えていなかったかもしれない
最近は
自分の感覚が人と違うことを踏まえて
占い師が「友人」
という表現を使うものが
自分の言葉に置き換えると
何にあたるのかを考えるようになった
例えば友人はいないけど
最近見なくなったSNSとか
使わなくなったアプリかなと
考えると
その占いが当たる可能性が出て来て
より楽しめる
特に年間占いなんて
長い文章だから
人が当たり前に持っているものを
持たないと
初めから自分には当てはまらなくて
もはや占いにならなくなってしまうから
楽しくない
改めて考えると
占いって当たるかどうかよりも
楽しめるかどうかのほうが
重要なのかもしれない
宝くじと同じで
当たるかもしれない
もしかすると
そうなるかもしれないと
思えることが楽しい訳だから
言葉を自分流に訳さないと
楽しめない