占いで今年は

人生の大転換期だと言われ

もう八月

何がどう変わったのか

未だ分からずにいる


変わっていても

気づいていないのか

知らず知らずに

変わっているのか

どうなんだろう?


そんな占いに感化されて

転職を決めた三月

五月の後半から七月の初めまでの

就職活動という名の夏休みは

確かに子供に戻ったような感覚で

理想の生活ではあったけれど

なにか一つ物足りない気がした


そもそも前の職場環境も同じで

なんの問題もない

平和な環境で

のんべんだらりとした

同僚に囲まれ

のんびりと過ごしていた


環境は好きだったけど

人が嫌いだった

ただでさえ楽なのに

それ以上楽をしたがる

っていうか何もしない


仕事をしたがらないし

何なら押し付けてくる

その作業しかすることがないのに

それをしないと

この人は何のためにいるんだ?

みたいな人が多かった

そして大抵

それは高齢の作業員だ


口は達者でも

身体は他の同世代と比べても

動けない


軽作業とはいえ

清掃作業は肉体労働だし

階段での作業もあるのに

まともに歩けない人までいた

そんな人が階段を

登り降りしている姿をみると

今にも転げ落ちそうで

怖いくらいだった


社会や会社って

問題が表面化するまでは

何もしないし

動こうとしない


これまで大丈夫だったからという

成功体験があるからなのか

前例踏襲を好む人が多い

まぁ自分もそうだけど


その問題に

気づくタイミングが

違うだけで

ひと目でも見れば

誰もが同じ懸念を抱く

はずなんだけど

前の職場では上手くいかなかった


その感覚の違いが

嫌で辞めた

今の職場も

また同じような問題を

抱えている

だけどそれに気づいていない


単純に

高齢者依存の現場で

コロナ前より

作業の進み方が

遅くなったと責任者は

ボヤくけど

3年もの間

高齢者が作業をせずに

生活をすれば体力は落ちる

そして久しぶりに動くから

怪我をしたり

疲れて免疫力が低下し

病気になるという悪循環


昔は作業員はロボットと同じで

壊れたら取り替えていたけど

今は代わりがいない


結局

居場所を変えても

問題は解決しない

いったいどこに

行けば良いのやら

分からない


せっかくの

大転換期だからと思って

動いたけど変わらない

どうしたら良いのだろう?