どうやら地球上にも
無重力地帯は存在するみたいだ
少なくとも
サーカス団員の
パフォーマンスを見る限り
彼らに重力は関係ない
演目のパフォーマンスは
勿論すごいけれど
異次元なのはハシゴを
登る速さ
走るように登り
飛び降りる
サーカスの演目には
多くの動物も登場する
ライオンや象などより
よっぽど素早く動き回る
演者を観ていると
改めて人類が失った
身体能力の大きさを知り
それとは逆に
動物たちのパフォーマンスでは
彼らの学習能力の高さを
思い知らされた
一万年くらい時間があれば
人も動物も同じ
社会生活をすることが出来る
時代が来るかもしれないとさえ
思えた
舞台転換の素早さも
見事だった
演者に何かを渡すという
なんでもない
けれど失敗すれば
流れが止まるという緊張を
感じさせず
さり気なく何かしらを
投げ渡すスタッフも素晴らしい
何より
ネットを張ったり
網を片付けたりする
その連携も素晴らしい
一切の無駄を省いた
物品の移動や清掃作業は
見ていて気持ちが良かった
自販機の飲み物は
ちょっと高かったけど
軽食は
アメリカンドッグが
一本300円だから
それほど高くは感じなかった
食べながら見られるのも
良かった
サーカスを見るのは
初めてだったから
会場についてテントまでの
道のりにグリーンカーペットが
ひいてあったのが新鮮で
一気にワクワク感が高まった
子供の頃に
テレビで見た目通りの
サーカスのテントを
目の当たりにして
感動してしまった