結局どこへ戻っても
良いときもあれば
「ついてないや」と思うときもある
これまで積み重ねて来た
体験を糧として今があるから
基本的には
どの場面にも
戻りたくない
今の自分のまま
幼い時に戻れたとしても
おそらく両親の喧嘩は
止められない
事前にこれから
起きる事を知っているから
揉め事に巻き込まれないように
する事はできるかもしれない
でもその代わりに
揉め事が起きる前から
嫌な思いをし続ける事にもなる
家族の話に
例えているけれど
幼い子供にとって
家の中はすべてだ
そこで繰り広げられる
感情のぶつけ合いを
もう二度とみたくはない
今の自分が
あの光景を目のあたりにすると
両親を嫌いになってしまう
なんとか当落線上で
踏み留まっているのに
嫌いが確定してしまうと
家族観が壊れてしまう
それは学校や職場の
人間関係全てにも言える
外敵を見つけると
牙を剥く
野生動物のように
僕は他人を
常に警戒している
もし人間を嫌いに
なってしまったら
自分がそう認識してしまったら
自ら刃を振るってしまう
なんて事にもなりかねない
だから
もし
時間を戻せるとしたら
せいぜい
今日の朝から
やり直すくらいが
ちょうど良い