とうとう仕事の勤務が始まり

また社会に復帰した


今度はホテルでの

清掃業務のはずだけど

この二日間は

荷物の移動に明け暮れている


ホテルに宿泊すると

ペットボトルの 

水をくれる場合があるけど

勤務を始めたホテルが

まさにそのサービスをしていて

週に数回ミネラルウォーターの

入荷があるそうだ


一度に

500mlのボトルが

12本入った段ボール箱が

100ケース入荷する

それを別の階のストック場所へと

台車で運ぶ


入荷する物品は他にもある

歯ブラシ

綿棒

トイレットペーパー

などなどホテルが

提供してくれる物すべてが

まとめて入荷する


入り口のスペースは

狭いから

すぐに移動しないと

他の荷物が置けなくなる

から急ぐらしい


面接の時に

「体力には自信があります」なんて

言ったものだからもう大変

一日中荷物の移動を

強いられている


口は災いのもととは

この事かと思い知らされている

ただ不思議なもので

限界まで動くとなんとも言えない

爽快感が味わえる


まだ2日だから

なんとも言えないけど

知らない場所で

新たに何かをするというのは

面白い


結局前の職場は

楽だったけど

楽しくなかった

爽快感や悲壮感もない

だからもっと

自分から行動すべきだった


仕事を辞めてからの

一ヶ月半くらいの失業中は

あまり時間があるものだから

なぜか水泳を始めた


元々スポーツクラブで

筋トレしたり

サウナを利用したりは

していたから

その施設のプールに

行くだけだけど

何かを始めるという事は

楽しくて

25メートルもまともに泳げないのに

また明日も来ようと思えたのは

なぜなんだろう


前の職場のように

時間的にも

体力的にも

余裕を持つと

逆に退屈に感じて

しまうのかなぁ

このまま今の職場が

好きになると

マゾっ気が

あるという事に

なるのかなぁ