2019・3月上旬 伊豆ヶ岳で地図読み登山 | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

沢ルートから登り、山頂でくつろいで居ると、

既に春だなと感じます。

風も無く、暖かな日差しの中、賑やかな伊豆ヶ岳の山頂でした。

前回は1月13日の寒い日に

テントの中で煮込みうどんが美味しかった

・・・という思いが甦って来ます。

賑やかな山頂を後にして・・・

山麓の集落へ繋がっている尾根に入ります。

登山道でないため人影は無しです。

地形図を見て、等高線を見て

下山するルートは事前に決めてあります。

 

尾根を下るということは、幾つもの支尾根があり、

間違いやすいものです。

また、

沢を登りで使用すると、

枝沢が幾つも有りますので、間違いやすいですね。

今回は尾根を下るという設定です。

 

谷方向を見た写真です。

杉の林のため、近くは見えるのですが、

遠くになると、

幹が邪魔して見通しは余り良くない状態です。

しかし確かに沢地形です。

そして、隣の沢も見ます。

 

「この尾根は地形図に記載されてあるか?」

「何処が尾根ですか?」

「こっちが沢で、そっちが沢ですから、これが尾根ですね。」

そんなやり取りをしたりして、尾根を下ります。

何となく道らしい場所が有ったりしますが、

何処にも踏み跡らしいものは見当たりません。

しかし、

自分たちが設定したルート上の尾根を下っていることは

間違いありません。

支尾根があればコンパスを当ててみて地図と比較して・・・

地形図の形と現状を見比べます。

 

小さなピークに登り

ひと廻りして形を把握します。東に細長いピーク

地形図の形と見比べて、ここが地形図の中のこれ?

何となく断定できない時も有ります。

 

あれやこれや自問自答して下ります。

周囲は杉の木ばかりです。

私の地図読み登山は、ガイドと一緒にルートを考える、

一緒に地形を読むということで、私も未登のルートです。

私も少し決めかねたりもします。

一緒になって参加者の皆さんも同じ個所で同じとまどい・・・。

 

「少し進んでみましょう!」

「やっぱりそうでしたね、良かった、良かった!」

 

そして急傾斜の箇所で懸垂も実施、

まさに

ステップアップの地図読み登山です。

ロープは本当に登山者にとっての強い味方です。

 

右に折れたり、左に曲がったりて尾根を下り

電車の音や車の往来が聞こえて

道路に下りた立ってみると、

下山ポイントの目標から200mほど違いましたが、

まずまずでした。

 

この沢から入山して、この尾根を下るなど・・・

未知の登山ルートを机上にて設定、地図に記載して、

目的地まで下山すること

地図を読み、地形と比較する、

このようなの地図読みの日帰り登山は、

パズルを解く様に楽しいものです。

 

沢登りとも違い、一般の日帰り登山とも違います。

私は地図読み登山と呼んでいますが、

今後登山の1つの分野として確立されることと思っています。

時には懸垂も交えたりして、

登山の技術をステップアップしながら低山を楽しむことが出来ます。

それは登山の新しい用語として使われている

「ハイグレードハイキング」「バリエーションハイキング」・・・

ということなんでしょう。

 

こんなことで・・・

思った通りの地形が目の前にあると、

思わず「あった~!」と言いたくなります。

 

山は色んな楽しみ方が有りますね!

やっぱり楽しいですね~!

 

・・・・

登山・トレッキングのガイド「風」  (hpも宜しくお願いします。)
 

・・・
風」のガイドプラン ← (こちらも宜しくお願いします。)