2018・12・23 アイゼン、ピッケルトレーニング | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

群馬県内の秘密の場所で・・・

アイゼンとピッケルのトレーニングをしてきました。

 

標高が1500m程度の山で・・・積雪は上部で5cm、下部では積雪なしでした。

しかし、予想通りにトレーニング場所は地面は氷化して、

アイゼンの爪はガッチリと地面を捉え、

蹴りこむとドスンドスンと良い感じです。

ピッケル最初の緩傾斜での登りでは杖代わり、

傾斜が強い個所、歩幅が大きな段差などでは、

ガツンと打ち込めばシッカリと体を支えてくれています。

 

私が時々雪の初めの時期に個人的に練習していたこの場所は、今回も期待通りに応えてくれています。

小さなヤブの岩場を回り込んで登るとシャクナゲの咲く場所で、

個人的にこの場所を「シャクナゲ平」、(そう思っているだけです。)

良く見ると花の芽が少ないです。来年は期待薄です。

その後・・・

緩斜面と急登とが交互にあり、登り方もそれぞれ変わります。

ピッケルは、軽すぎず、長すぎず!

軽いと、氷などの硬い部分に打ち込んだ時に跳ね返されたりします。

長すぎると、携帯する時や色んな動作に支障をきたします。

アイゼンの前爪も最初は縦走用の短いものを買ったりしますが、

そのうちに・・・

爪の長さがもう少し長いものが欲しく成ったりして

買い替えたりもします。(結構買い替える人が居ます。)

道具は何でも色々使って、

自分に合ったものを見つけるまで時間が掛かりますね。

 

参加されたKさんのピッケルと私のものを交換して

Kさんが使ってみると・・・

使い方がグッと上手に成った感じがあります。

慣れたこともあるかと思いますが、重さや長さに相性もあると思います。

そして打ち込む時には、

ピッケルのピック先端の形状も影響が大きいと思います。

特にアイスクライミングのアックスのピック先端は各社研究を重ねている部分で、どんどん進化しています。

Kさんのピック先端も少し手を加えると、

グッと使いやすくなるかと思います。

昼食後は、下りこんだり、トラバース(横移動)しましたが、

下りこむ時の体重移動は気を使うところです。

そんな時は夏なら木の根や枝など掴めますが、雪ではピッケルを活用します。雪の硬さや深さによってシャフトを刺し込んだり、氷化部分にはピックを打ち込んだりします。

 

最初は慣れないでいたkさんもどんどん上手に成り、見ていて安定した動作になってきました。そんな姿を見ると私も本当に嬉しいです。

これだけ練習すれば・・・2月の谷急山も大丈夫!

今回の場所より谷急山は300m位標高が低いですが、谷急山は2月実施で寒い時期です。そしてヤブもあり、環境的には似ています。

アイゼンピッケルワークも山によって違ってきます。

普段は縦走や日帰り登山中心のKさんは、

急登の部分が辛そうでしたが、後半の動作は十分安定していました。

あとは

緩傾斜のアイゼン歩行技術!

この秘密の場所は・・・

ヤブの短い尾根ですが、

色んな地形が楽しめ、色んな技術が求められます。

お疲れ様でした!

 

良く私は・・・

日常のトレーニングで裏山的な近くの山を探して足腰のトレーニングを積むと良いなどと話しますが、冬のトレーニング場所も日帰りが出来るような場所で、尾根あり、岩場有り、沢あり、などの冬の練習が出来る場所を探してトレーニングすることが良いかなと思います。

この場所も厳冬期にはサラサラ雪で樹林のミニ雪崩も見ています。

今回ももう少し降雪があれば、もっと冬の雰囲気が出て良かったと思っています。これからどんどん雪も積み重なります。

 

そしたらまたやりましょう!

https://www.youtube.com/watch?v=w6dYEt2DN9s

 

 

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登山・トレッキングのガイド「風」  (HPも宜しくお願いします。)
 

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