秋雨前線が停滞して、
天気予報がずっと気に成って・・・。
しかし、
16日の朝は太陽がまぶしく輝いてました!
待ち合わせの場所では、みんな笑顔で合流となり、登山開始です。
登山地図を広げて・・・
「北は二つあります。・・・!」
「普通に使っている北、それは真北で、磁石が示す北もあります。」
磁石が示す北は字の通り、磁北と言います。」
そして
コンパスを当てて、
「日光白根山はどっちでしょうか?」
そんなやり取りを済ませて、
鹿除けのフェンスをくぐり抜けて歩き出しました。
さすがに標高2000mの登山道は涼しく、
歩く速度も上がり気味、地形図を見て不動岩を確認、
次の目標は避難小屋周辺の分岐です。
登山中に次の目標物を事前に知っておくことは、とても重要ですね。
分岐に着いてから、
「え~とここは・・・。」というより、
「ここの分岐に着いたな!」ということが重要と思います。」
歩き易い樹林帯を歩いている時にパラパラと雨が降って来て
様子を見て雨具を着ましたが、
山頂近くの砂礫エリアに到着する頃には
暑くて仕方ありませんでした。
ここから急な登りになるので、脱いだ方がいいなァ~?
秋は脱いだり着たり忙しくなる時期ですね!
山の山頂は既に秋です。
周辺は曇って霧が立ち込めています。
そんな天候でも登り下りの登山者は後を絶ちません。
「水分補給もお願いします。」
時々、ひと口でも水分を補給します。
こんな霧の曇った日もおなじです。
いよいよ祠も近くなったとみえて、急な道となり、
気持ちもあせって息使いも荒くなる頃、火口に到着です。
下の火口では風を避けて
何人もの人たちが霧の中で休憩していました。
ここまでずっと登りで、下ったところは殆んどありませんでした。
少しだけ下りが有ります。
下り方を説明して・・・。
「1mを10歩で歩きましょう!」
そしてようやく山頂へ到着となります。
歩きにくい岩場を丁寧に歩いて・・・
私達の様に毎日天気予報とにらめっこして,
秋雨の合間に山頂目指して、到着したんでしょうか!
親子4人で記念写真・・・良い光景です。
きっと家族の良い思い出になりますね!
私達も順番を待って、
やった~!
パラパラと雨が降りましたけれど、すぐ止んで良かったですね~!
何も見えない山頂ですが、誰にとっても山頂は嬉しくなる所、
山頂は人を笑顔にしてくれるところですね!
今回の皆さんは登山を初めて1年、また2~3年ほどの人達です。
そのような時期は、段々と苦手な部分が見えて来ます。
暑いのが苦手、登りが苦手、下りが、そして岩場が・・・。
山頂で行動食を食べて楽しい昼食、大休止を済ませて
下山です。
下山は弥蛇ヶ池へと下り周回ルートです。
山頂部の下りでは険しい岩場が有ります。
いつも通り、手袋を使用して岩角を掴んだり、
木の根を掴んだりして確実に下ります。
「これを持ってください!」
「次はこれで~す!」
「ここに左足を置いてください。」
そんな感じで一歩一歩下っていると
段々に下り方が伝わっているかのように
皆さんの動きが良く成って来ます。
要領を掴んでしまえば、あと慣れだと思っています。
女性の人は・・・
急な岩場の下りが苦手な人は少なくないと思っています。
何か所かに、鎖が有っても良いような場所もありました。
ここはそんな岩場が苦手な人にとってのトレーニングに
本当に良い場所だと思います。
振り返ってみた岩場は霧にかすんで残念ですが、
下の写真の通りでした。
下の写真は、ネットから拝借した写真です。
道は石ゴロとなりますが、
転落危険無いので周辺の景色も目に入って来ます。
紅葉です。
そして弥蛇ヶ池(ミダガイケ)に到着です。
幻想的に池が霧に隠れたり見えたりで、七変化でした。
山頂からは男体山や中禅寺湖などが
手に取るように見えるのですが、
標高2500mの山頂はすべてが霧に隠れていました。
でも
参加されたみな様は・・・
「来年は北アルプスを目指したい。」
「地図とコンパス持参で山に行ってみる。」
「自分に伸び代がある気がした。」
「体調管理はたいせつにする。」
そんな前向きなコメントを頂きました。
いつもそうですが、
前向きな人と一緒に居ると、本当に清々しい気持ちに成ります。
いいなァ~!
霧に包まれていた日光白根山で前向きな山の一歩ですね。
山ってやっぱり良いもんですよね~!
日光白根山が、また好きになりました。
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