あの日は気温も高く比較的暖かな1日でした。
岩を触って手先が冷たくなるような頃から比べると
岩も登りやすくなりました。
都内から比較的近い埼玉県内の日和田山は岩も小さく、
土日に成ると何本もロープが垂れます。
急ぎましょう!
岩の練習は回を重ねれば重ねるほど
岩のホールド感や
足を乗せるスタンスに安心感が増して来ます。
同じ岩角でも手で持つ時の力加減が調整できるようになります。
そうなると、腕の力もセーブで来て
長いルートでも大丈夫に成ります。
慣れてきた証しょうかね。
垂直に近い鎖を登る場合でも、
慣れた人はこのくらいの力なら登れる。
慣れていない人はどのくらい力を入れるのかと言うより
しがみつく様に鎖を握って
力が長続きできなくなることもあると思います。
やはり、慣れることが大切ですね。
1日でも多く岩に触って実感すること
触る機会を自分でつくること
誘われたから行くのでなく、誘って行く気持ち
そのことは岩だけでなく、どんなことでも同じかと思います。
積極的に生きている人は魅力的ですよね!
前置きが長くなりましたが、岩トレは始まりました。
初参加の@@さんは、
1回目、頑張って登って岩の威圧感、
岩の傾斜に打ちのめされたようでした。
他の人は少しずつ上へ上へと登って行きます。
そんな姿を見ていて
余計に@@さんの気持ちは
しぼんしまったのでしょうか。
「私はこれで十分です!」
「・・・、せっかく来たのですから、 もう少し登りましょう。」
私は@@さんにも岩の楽しさを知ってほしいという気持ちが
上手に伝わらないうちに終わってしまうのか!
そんな思いでした。
そして
2回目は少し頑張って貰って、
1回目より高くまで登ることが出来ました。
そして他の人と色んな会話をして気持ちがほぐれたのでしょうか
3回目はもっと上まで登ることが出来て
下りて来た時には、少し、笑顔も見えて来ました。
遊び半分の岩登りの体験であれば1回で十分ですが、
山の技術の1つに岩登りが有り、
その部分も伸ばしたい気持ちで参加された人ですから
そのドアの向こうに広がっているものの楽しさを
少しでも知って欲しい気持ちでいっぱいでした。
冬の低山ハイクの楽しさ
雪山の楽しさ
岩登り、アイスクライミング、夏山縦走、
そして沢登りなど山は色んな楽しみ方があり、
それぞれが少しずつ違いますが、
みな楽しいものと思っています。
しかし、
その楽しい感を伝えることは難しいですね。
「@@さんからまた参加したいです!」と言う連絡があり、
今は少しホッとしています。
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