2018・3・17~18 天覧山 岩トレ | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

天覧山の岩場で

2日間に渡り岩トレの仕事がありました。

岩場の難易度は初級者レベルの小さな岩場です。

しかし

小さい岩場の利点は・・・

確保している私からも

掴んでいるホールドやスタンスがハッキリと分かり

登っている人の迷いや躊躇なども

読み取れることが出来ます。

傾斜の緩い個所、被り気味の箇所、

傾斜が強くてスタンス・ホールドが細かな個所など

場所を選んで色々とトレーニング出来ます。

 

「山は登りも有れば下りもあります。」

「上まで登ったら、そのままクライムダウンしてください。」

「はい、クライムダウン!」

「どうぞ!」

 

毎回動作の始まるときには声を掛けてから始めます。

意思疎通は非常に重要です。

 

苦心して登った場所を今度は下りです。

ホールドを掴んだまま下の岩をジッと観察しています。

右を見たり左を見たりして考えています。

さっき苦労して登った場所を降りることは

更に難しくなります。

 

「足を置く場所を決めてから足を動かしてくださいネ!」

 

登山道の岩場にある鎖の登りで・・・

鎖が有るから、ついガツガツ鎖を掴みたくなってしまいます。

グイッと体を引き上げてから

足場を決めるより、

体を引き上げる前に足を置く場所を決めてから

引き上げれば、鎖を持つ手の力をセーブできます。

 

 

岩登りでも同じですね。

体を持ち上げてから

足を置く場所を探しているのでは

迷っている時間は浪費の時間、

傾斜が強ければ一気に手の力を消耗してしまい、

すぐ手がパンプアップしてしまいます。

 

色んなことをお伝えしましたが。

いざ登ってみると

私は言ったことなど

全て吹っ飛んでしまっていたことと思います。

でも

いつか役に立つことが有るかも知れません。

 

1回目に登れなかった人が

午後になって登ることが出来て

目を輝かせながら喜ばれていました。

「前回はここが登れなかったんです!」

 

見ていた人も私も下りてきた人に喝采です。

「やりましたね!」

 

2日間・・・

小さな天覧山の岩場でも、

悔しがったり喜んだり、

こんなドラマが沢山ありました。

 

岩トレも・・・

やっぱり楽しいですね!

 

PS

★天覧山の岩場は西武池袋線飯能駅から

車で10分ほどの場所にある岩場です。

能任寺というお寺の敷地内にあり、

利用にあたってのルールもありますので、

こちらを参考にしてください。

http://noninji.com/foruse.html

 

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登山・トレッキングのガイド「風」  (HPも宜しくお願いします。)
 

・・・
風」のガイドプラン ← (5月6月のプランを作成しました。

                  こちらも宜しくお願いします。)