雲取山から下山して来た時に、
単独の女性の人と出会いました。
あれやこれやと話していると、
すぐ時間が経ってしまい、
バスがやって来て手を振ってバスへお別れでした。
山での話はすぐ盛り上がり、時を忘れさせてしまします。
こんなふれあいは
都会では本当に少ないですね。
私達もすぐ
山梨方面に向かって車を走らせます。
コンビニに立ち寄り、コーヒーを飲みたかったのですが、
コンビニが大菩薩嶺登山口まで無く、
飲み損ねてしまいました。
昼食をロッジ長兵衛さんで山梨名物の「ホウトウ」、
暖炉のそばで、シッカリ食べてすぐ登山開始です。
コースは登り1時間少々で山頂です。
「3時間で周回ですね!」
歩き出すと・・・
福ちゃん荘まで結構掛かり、
その後もまだか未だかと時間を気にしての登りと成りました。
サクッと登りましょうなどと思う気持ちが
いけません!
急な登りになり、登山速度も落ち着いた頃
雷岩へと到着しました。
今回はTさんとの登山ですが、
グループ登山では必ず早い人と遅い人が居ます。
年齢や肺活量なども関係していると思います。
遅い人は・・・いつも辛そうです。
でも、我慢してずっと登っています。
口数も少なく、ずっと登っています。
小休止などで姿を見ると、もう山は辞めようか!
・・・とそんな表情にも読み取れそうな顔をしています。
また歩き始め・・・
周囲から「頑張りましょう!」と声掛けがありますが、無言!
何とかやっとの思いで山頂や小屋へ到着
私はいつも思いますが、
一番頑張ったのはその人です。
その人が辛抱してくれたお蔭で、
グループ全員が山頂へ、
そして小屋へたどり着けたのです。
先輩ガイドも同じことを話していました。
山でも職場でも、
辛そうな人が一番頑張っているんですよね!
そんなことを思って登っていました。
今日は軽く登って到着した山頂ですが、
何時間も掛けて登る山は
辛い時間が何時間もあるんですね。
「コーヒーでも飲みますか?」・・・と
インスタントコーヒーを出して行動食の菓子パン一つ食べました。
静かな山頂です。
雷岩へ戻ると甲府盆地が見えてます。
風が吹き、風は冷たく感じます。
そうです。
ここは標高2000mの稜線です。
何と有難い山なんでしょう!
11月中旬になっても 雪が無く、
そして1時間少々で稜線に到着できる山
向こうの鞍部にトイレ棟が見えます。
トイレもあります。 (トイレは閉鎖されてました。)
嶺というだけあって山脈がずっと続いてます。
振り返ると・・・
いい感じに雲があり、カシャリと1枚写真を撮りました。
大菩薩峠について小休止
Tさんの記念撮影も忘れてはいけません!
富士山は大きく
途中に小屋は幾つもあり
帰りの車中から
南アルプスの荒川三山が夕日のシルエットと成り
秋の夕刻を感じ、
1日の終わりを告げているようでした。
仲間のガイドはこの山のことを
「癒し系の山ですよ!」と言ったことを思い出します。
昨日登った雲取山は
長い尾根を5時間以上も掛けて登りますが、
ここは対照的に3時間で周回が出来る山です。
まさに癒し系の山です。
私もそう思います。
Tさん、
今度は小屋が開いている時期に来て
フーテンの寅さんのように
小屋で団子でも食べて、
目と体と、
そして舌でも山を味わいましょう。
この山も
やっぱり良い山ですね~!
登山・トレッキングのガイド「風」 (HPも宜しくお願いします。)
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「風」のガイドプラン (こちらも宜しくお願いします。)