2017・11・15~16  雲取山へ | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

鴨沢から入山、七ツ石小屋に宿泊して雲取山に登りました。

今年の7月に登った時もそのコースで、

七つ石小屋では、いい感じの一夜が過ごせたっことで、

今回もマンモス山小屋とは違う

可愛い七ツ石小屋の雰囲気も味わいたいという期待感で、

登山開始となりました。

 

小袖周辺の綺麗な紅葉などを堪能しながらの登りです。

晩秋の登山であり、快適に登れるため、

どうしてもペースが早めになってしまう傾向にあります。

 

今年の7月に登った時は、本当に汗だくでしたが、

夏山への足トレ登山の意味合いも含まれていましたから、

参加された皆さんにも頑張って頂いた思い出があります。

あの日も楽しかったです!

山の思い出は、なぜいつも嬉しい思い出なんでしょうか。

 

(風を受けたらヒラヒラと葉が散ってしまいそうなモミジ)

 

(柔らかな朝の陽差し)

 

(自然林と人工林)

山の風景というものは、

本当に飽きることが無いくらい話題豊富なものです。

 

小休止を2回ほど取り、七ツ石小屋でザックの軽量化を図り、

荷物のデポ

少しだけ身軽になったTさん

「いくらか違いますか?」 

「結構軽くなりました!」

 

Tさんは足の調子が完ぺきではないようですが、

2017年の内に2017mの雲取山に登りたいとのことで、

頑張ってやって来られました。

(2017年内に登るという方の駆け込み需要が増しているそうです。)

そんなみなさんの気持ちをお察しいたします。

 

往路は七ツ石山に登らず、まき道を使用しました

登っている最中に雲が少し切れたりすると

「雲が切れました~!」・・・と

 

青い空を入れた写真が撮りたくて

カシャリ・カシャリとカメラに収めたりしながらの登山でした。

 

サザエさんの家のような避難小屋

もう山頂はすぐそこです。

 

平日だったせいもあり、登山者はポツリポツリの状態でした。

この山頂の立派な山頂表示を見てください。

やはり東京都は違いますね!

 

昼食のため立ち寄った山頂の避難小屋では、

ぽつりポツリいた登山者が全員集合となり、

山の話と思いきやチェロやバイオリンの話、

色々な人が色んな想いで登って来ているのですね!

カップ麺が美味しそうでした!

 

帰りは七ツ石山にシッカリと登りました。

ここからすぐ下にある神社は老朽化が進み、

改修の計画があるそうです。

哀れな姿になってましたので、

立派になって

登山者に喜ばれる

パワースポットとして再建されると良いですね。

 

そして小屋へ戻って来ました。

順調です。

小屋に到着し、

よく見ると開放型の軒先が少し延長されたようです。

雨天休憩時のザック置場でしょうか。

話を聞くと・・・・

小屋に集まる有志の皆さんが、

協力して出来上がったものだそうです。

なるほど~!

 

7月に来た時は週末でした。

その時に山好きの人が沢山いて、テントの評価や山道具について

あれやこれやと話し、

夜はストーブの周りに集まって居た

楽しそうな光景が思い出されますが、

そんな時に増築しようとなったのかもしれません!

 

若旦那の嬉しそうな笑顔、

親近感のある若女将、

そんなご夫婦に

引きつけられて集まる皆さんが作ったことと思います。

出来上がった時は・・・バンザイで、そして乾杯だったのでしょうね。

あの軒先は・・・若いエネルギーの結晶ですね。

 

 

 

夜は若女将さんの山小屋奮闘記のような楽しくも、大変な・・・

小屋番秘話などの話をお聞きしました。

大変ですが楽しそうで、少し羨ましくもありました。

 

そしてストーブで沸かしたお湯で、

ふかふかの布団に湯たんぽのサービスです。

 

山小屋も色々ですね~。

経年により、布団も厚さ2センチ位に圧縮された布団、

戦争直後に作られたような

薄っぺらでマスクを着用して入りたい気持ちとなる毛布、

 

特に朝ごはんです。

漬物とetc・・・だけでは、

お客さんに対して、お腹いっぱい食べて元気に出発しましょうとは中々言い出せないような食事は・・・

山に登って来て、

これから山を越えて行く人への思いやりが・・・。

止めましょう、愚痴になってしまいました。

 

今でも思い出す、

靴下を通して感じた湯たんぽのぬくもり、

子供のころの思い出と重なり、

温か~い思い出となりました。

 

そして翌朝

薪ストーブに火を入れる際、

女将さんが手間取って中々着火しない姿が・・・

山小屋管理開始1年の

手間取り奮闘記の縮図のように見えました。

昨日、七ツ石山から下りの登山道わきに

積み上げられた薪がありましたが、

今は薪集めの最中

倒木を切って、割って、そして運ばなくてはなりません。

 

有志が協力して

ザック置場を作った理由が分かったような気がします。

あの若夫婦なら

この小さな山小屋もどんどん盛り上がって行くことでしょう。

 

 

お世話になりました~!

 

この小屋にテントで泊まる皆さんは・・・

テントで泊まるだけに来る人も少なくないとのことです。

そして山頂へは登らず帰るそうです。

集まって、食べて、話して、寝る、そんな山のスタイルなんですね。

そんな集まれる所・・・としても貴重ですね。

 

 

 

 

「お早うございま~す。」

「あッ、  お早うございます。」

 

 

丹波山村の小袖集落も少し見学して

2017年に登った、

2017mの雲取山登山、

そしてぬく~い思い出がまた一つ増えた

雲取山登山でした。

 

山って、やっぱり良いですね~!

色んな出合も・・・

 

・・・・

登山・トレッキングのガイド「風」  (HPも宜しくお願いします。)
 

・・・
風」のガイドプラン  (こちらも宜しくお願いします。)