朝起きると窓の外は明るく、
窓を開けなくても好天が手に取るようでした。
車で桐生市内に入って・・・
「アレ~ッ!」
「間違いました!」
後の皆さんは「大丈夫かしら?」と・・・
そんな思いだったかもしれません。
頭をフル回転で汗ジワ~、
慎重にナビを見てセットし直しました。
「ふ~ッ、良かった!」
見覚えがある信号まで戻って来ました。
そんな出来事もありましたが、
何とか麓の駒形登山口へ到着出来ました。
道路端に駐車車両がずらーと並んでます。
バスも!
準備を整えて登山開始です。
マムシグサやスミレなどが道のわきで咲き、
(芽吹いたばかりの若葉、本当に綺麗な色でした。)
左が杉林、右が沢と自然林から両サイドが自然林と変わり、
陽が差し込んでます。
両手を広げて陽の光を受けているようです。
沢の水も少なく成った頃、水場があり、
先客の皆さんが周辺に腰を下ろしてお弁当を楽しんでます。
(佇むという言葉がぴったりのスミレです。)
私達も丸太のベンチに腰を下ろして小休止としました。
女性のSさんは・・・、
20㎝もある大きなおにぎりを両手で持って食べてます。
「電車が混んでいて、
少ししか食べることが出来なかったんです。」
・・・だそうです。
登山歴が凄いSさんの山の話は、世界地図が無いと話が見えなくなってしまいます。色々と刺激を受けました。
歩きはじめると、カタクリが白鳥のような姿で、
ヒラヒラと花ビラは風を切ってます。
皆さんもじっと見とれてました。
急登の崖の上にはアカヤシオのような色が見えます。
期待できそうだ!
遠くを指さして・・・
「アカヤシオだと思いま~す。」 皆さんは「・・・。」
沢道の典型的な地形、詰めの傾斜はマックスでした。
一歩一歩登るだけですが、
右に左にカタクリが咲いていて、
時折足を止めて呼吸を整えます。
そしてこっちでも岩頭の上にはピンクの花が咲いてます。
周辺は明るく、
空は青く風は心地よく、
今日は完璧のような登山日和です。
肩の広場まで一気に登り上げました。
丸太に腰を下ろし、鍋を広げて昼食タイムです。
野菜たっぷりのスープをおかわり、そしておかわり。
(春キャベツはシャキシャキして美味しいですね!)
山頂部の団体さんが去ったようですので、
私達も登ります。
5分くらいで山頂です。
春の空と思えないような青い空。
アカヤシオはベンチの隣で色鮮やかに咲いてます。
やはり、花と青空、そして山頂・・・
笑顔にならない訳ありません。
鳴神山は・・・
双耳峰で東が本峰の桐生獄で西が仁田山岳とあります。
標高は981.5mの低山ですが、冬でも積雪は少なくアイゼン無でも冬の低山ハイクが楽しめます。
そして5月の連休頃はこの山の固有種である、カッコソウというクリン草に似たサクラソウ科の花が咲き、アカヤシオとカッコソウの花見登山が楽しめます。またナルカミスミレという幻のスミレもどこかに咲いているという話です。
そんな時期には今回のようにツアー登山も結構登ってます。
そして通称桐生アルプスと呼ばれ、吾妻山まで小さなピークを幾つも越える縦走も良いものです。
今回はカッコソウは考えずにアカヤシオを堪能します。
仁田山岳へ向かい、そして展望台へ、そして赤芝へ下ります。
うわ~ッこっちもきれい、凄いですね、と感激した声が絶えません。
下っても暫くは花が続いてます。
いよいよ最後の花を過ぎると・・・
春の日差しが嬉しい景色です。
そして何処かで見たような風景となりました。
右が杉林反対側が自然林、
陣馬山から景信山へ続く縦走路に似た景色だと思いだしました。
なだらかな尾根みち、
そして、芽吹きを待っている落葉樹
陽が傾き始め、木立の陰がコントラストを描いてます。
こんな所でコーヒーを落として
贅沢な時間を味わうのも良いですね。
想像力を掻き立てられます。
尾根を下って沢の二俣で・・・
下って来ると芽吹きの自然林となります。
つい足を止めてしまいます。
足元を見たらセリです。
春の小川と春の七草・・・
鳴神山にも春が来ました。
のんびり歩いた私達も駐車場へ着き、
駐車した隣にはヤマブキです。
今回の鳴神山は花に・・・自然に・・・山に・・、
そして健康に感謝の1日となりました。
いつも思いますが・・・
下山後に撮った写真を見て、楽しかった山の写真、そして参加してくれた皆様の写真など見ながら、登山の振り返りをします。
あれやこれや色々ありますが、
どの写真も楽しい思い出がいっぱいです。
春の低山ハイクは・・・
冬山のような厳しさや夏山縦走とは違った山の趣を感じます。
そして、
いつかコーヒーを落として
皆さんと時間を止めて
贅沢をしたいと思いますね~。
ウ~ム!
山って本当にいいですよね~!
書きたいことが有り過ぎて、
いつも長くなってしまいます。
ダラダラ長い文を読んでくださり有難うございます。
登山・トレッキングのガイド「風」 (HPも宜しくお願いします。)
・・・
「風」のガイドプラン (こちらも宜しくお願いします。)