2016・11・19   両神山 | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

あの日は朝から雨、
集合場所の熊谷駅に着いても雨は強く降っていました。
前日に電話で天気予報のことなどお伝えして参加して頂きました。
皆さんは、今日は1日雨登山と思っていたことと思います。
私もこの雨を見ていると、午後から回復の予想が崩れてしまいそうでした。

車で白井差へ到着する頃には、
ワイパーの回数も減らし、期待が持てそうな雰囲気となって来ました。
雨具の上着は来ましたが、ズボンは穿かないで出発となりました。
いつもの場所で、イワナが見ること出来るか?
「あそこに居ますよ!」
「本当だ!」
未だ水温も低くなっていないようです。

こんな橋が有るのでスリップは注意です。

「昇竜の滝」を見ながら急な道を登って行きます。
両側から岩が様って来ているゴルジュを通過して、
炭焼き釜跡など見物しながら急な道を登ると沢は二俣になり、
登山道は尾根を登るように付いています。

このコースは・・・・
地形的に言うと・・・
最初は、沢沿いの道で「昇竜の滝」やゴルジュなどがあります。
その後、沢の二俣から尾根の道となり、やがて斜面をトラバースする道に変わります。
その後は、やや急な尾根の道となり、ヤセ尾根から山頂へと繋がっています。
山頂手前に簡単な鎖場がありますが、
易しいので鎖を掴んで登れば問題ないと思います。

私達が登るに連れ、周囲は明るくなり、天気の回復を誰もが疑いませんでした。
(やっぱり、実行して良かったというのが私の気持ちでした。)
登山道沿いに落ちているモミジの葉等を拾い上げて・・・
これは良い、これはいまいちなどと話をしながら登ってました。

岩壁が見えるようになって、
林も明るくなり、陽射しも見えて来ました。

ここは管理者の山中さんの話によると、鹿が綺麗に下草を食べるので
林が綺麗だと以前お聞きしました。

冬の低山ハイクの景色のようです。
影も内って斜光線も効果的に入っていい感じですね。

2回程小休止をして山頂に到着した頃は、
晴れて展望も良い山頂となっていました。


八丁尾根が雲海の中にギザギザを見せて居ます。
やはり、天気が回復した後の山の景色は素晴らしいものがあります。
これほどの天気になるとは思っていなかったから・・・
余計に嬉しさが倍増です!
まさに
「やった~!」
バンザ~イですね!

十分に時間を取った昼食はこんな雲海を見ながらでした。
皆さんも勇気を出して、雨の中自宅を出発して来た甲斐がありました。
良かった 良かった の連続でした。
団体さんも、みな同じ言葉を繰り返すばかりです。
期待した以上の晴れは、本当に嬉しいものです。


素晴らしい山頂を下山する時は・・・
写真を撮ったり、また目に焼き付けるように振り返ったりです。




少し下った辺りからはこんな雲海の世界でした。

左のピークは武甲山ですね!


林の中も道も光が溢れていました。
今日は参加して良かったと皆さん何度も何度も繰り返していました。


下山するほどに霧が濃くなりましたが、
その後に雨はなく、スリップを注意しながら駐車場へ戻って来ました。


山は良くも悪くも私達を驚かせてくれますね!
今回は誰もが1日雨の登山を予想していましたが、
期待を上回る天候の回復であり、
山頂の嬉しさや景色も最高でした。



こんな日帰り登山の感動は、行った人でないと分からないものです。
予備の雨用手袋を2つも3つも用意していましたが、
使うことなく終わること下出来ました。


山頂は皆さんは嬉しそうにハシャイでました。

・・・・

晩秋の両神山でした。