食事で栄養補給をさせて頂きました。送迎もして頂き、願ったりかなったりの宿でした。
宿の庭から昨日登った皇海山も見えて3拍子揃った感じです。
前回と同じ登山口から武尊牧場スキー場を歩いていると、
皇海山と朝焼けの空が
今日の好天を示唆しているようです。
空気は冷たく、体は温かく登山には申し分のない朝です。
なだらかなブナ林を一歩一歩登れば確実に山頂へ近づいている
そんな序盤でした。 今日の体調は大丈夫かな?
大丈夫どころか後方からは、楽しそうな会話と笑い声が絶えません。
いつも思うのですが、こんな登山開始時の登る速度は後半に強く影響があり、
大切な時間です。ゆっくりとエンジンを始動させて行きましょう。
避難小屋へ着く頃は体も足も暖まりエンジン全開状態です。
時計を見ても、順調に登山がすすんでいることが確認出来ました。
昨日、診察を受けた@@さんは今日の登山は辞退ということで宿で待機となりました。
私もそうですが、誰でも1人で居る時には、
マイナスな思考になることが少なくないですよね。
いまごろ皇海山の登山を、また自分を振り返り、
色々と思いめぐらせて、もしかしたら辛い時間が流れているのかなァ~、
そんなことが思い浮かんできました。
その@@さんの分まで・・・ですね!
そして前回の10月9日の登山で・・・
雨で屋根を借りた思い出も浮かんできます。
今日は誰も中へ入る人は居ませんでした。
でも、しっかり避難小屋の役を果たしてくれているのですね。
そんな有り難い小屋へ
いつか一人で小屋に泊まってみた気分です。
中には囲炉裏があり、小さなたき火を見ながら何も考えずに
時間を使うのも良いかも知れません。
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登山道は登るにつれ泥道となります。
水たまりの端を熊笹を掴んでへつるように通過します。
あめ雨ふれ降れ・・・
蛇の目でお迎え嬉しいな
ピチピチちゃぷちゃぷランランラン!
皆さんは子供に帰ったようにはしゃいでました。
こんな泥道も疲れ感も感じなくなり、
「わ~、すごい。」・「いやだ~。」などと言っても、誰もが楽しそうでした。
中の岳手前にある鎖場
鎖が無ければ、両手両足を駆使して登ららなければならない岩です。
鎖をしっかり掴んで、
足を動かく前に、置く場所を決めてから、
動かすように登りましょう。
最初の女性の方にはロープで安全確保、その次からは
岩の中段に位置して1人ひとり見守りです。
時間が掛ります。
全員が無事通過するまで添乗員さんも下で見守ってくれています。
(帰りは迂回路を下山しました。)
休んだ時にロープで確保した女性から質問がありました。
「なぜ私だけロープで確保ですか?」
岩場が苦手のように思ったからでしたが、私は返答に困ってしまいました。
女性を傷つけてしまったようです。
あの時、何と返事をしたのか・・・。
そしてその人は私の返事を覚えていると思います。
岩場を通過する時・・・
楽しい!
怖いけれど何だか楽しい
楽しいけれど怖い!
そして怖い!
・・・いろんな感じが方があり・・・。
鎖場に対して持っている感覚も・・・
①鎖場楽しいところ
②鎖は怖いけれど通過した後嬉しい
③鎖のコースは避けたい、
④鎖があるような山へ行きたくない
・・・と様々な思いがあると思います。
あの女性の人は①だったかも知れません。
ロープを着ける前に一度お聞きすればよかったです。
ロープを着けている人が登っている時はガイドは安心できますが、
そうでない人が登っている時は、すぐ隣で見ていて冷や冷やものです。
次回からは少なくても
全員が簡易ハーネス装着で登るようにしたいです。
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私達は鎖場を通過して風を避けた展望の良い場所で
楽しい昼食となりました。
左は至仏山、右が燧ケ岳、その間に尾瀬ヶ原があります。
私も一安心し、景色にうっとりです。
その後は展望を楽しみながら、ワイワイと最後の登りもなんのその!
晴れの山頂です。
晴々とした山頂は、皆さん満足そうな笑顔でした。
晴れていて本当に良かった!
下山路で撮った同じカエデです。
(10月9日)
(10月12日)
同じカエデも、
今回は青空の下でヒラヒラと輝いていました。
参加したみな様、
12日が快晴で本当に良かったですね~!
お疲れ様でした。
山は色んな顔があります。
でも色んな表情をした山に・・・
辛い時もありますが、・
楽しく登れるということは、
それも登山の実力ですよね!
そして山の魅力なんでしょうね。
上州武尊山、そして皇海山は・・・
登るに連れ
色んな思いが積み重なり
じわ~と親しみが湧いてくる渋い山です。
山ってやっぱり良いですよね!