岩山が多く所々でロープや鎖が設置され、
絶対転落は避けなければならない部分もある場所が少なくないです。
寒さも少し緩んだ気配のする頃、そんな山の1つである、
鹿岳へ登りに行きました。
少し前に登山口まで偵察に向かいましたが、
道路に雪は無く山頂部にも白い部分は遠方からですが確認出来ませんでした。
天気予報は午後から降雨、夜は荒れ模様との予報です。
マメガタ峠で一休みして、一ノ岳が目の前に見た時は
「お~、あれか~。」
「あの岸壁は登らないですよね~!」
「南側にクライミングルートがあるそうですが、
登山道を登るので、心配しないでください。」
迫力ある山頂部です。
私達は日和田山で危険個所通過の練習をしてきました。
残雪も可能性があるためアイゼン持参です。
登山道とはいえ、岩の道です。
そんな場所をアイゼンを履いてガリガリするのが
アイゼンのトレーニングには一番いいです。
岩壁の手前でアイゼンやハーネスを装着して山頂へ向かいます。
案の条、岸壁のトラバース部分には雪が残ってます。
アイゼンの爪で雪を捉えるようにして通過。
そしたら雪が降って来ました。
一同
「雨でなくて良かった~!」
そして両側の立ち木に固定ロープを設定して
安全に通過で、ロープを張ったり確保したりするのは
交代で実施しました。
アイゼンを履いてますので、
一歩一歩足を置く場所を確認して登ります。
何といってもそれが一番です。
岩の上に載せている。
根っこの部分に載せている。
岩角に載せている。
そんな感じの登山道です。
ただ左側は絶壁です。
危険な場所を通過して一の岳の山頂です。
パンを人かじりして二ノ岳へ向かいます。
先程の箇所はロープとカラビナで懸垂で降りました。
危険行為のように見えるかも知れませんが、
安心できます。
二ノ岳でも鎖部分ではロープの使用練習を兼ねて使い、
更に上でもう一度ロープを使用してきました。
上を見ると、
ロープのすぐ上に山頂です。
こうやって一歩一歩確実に安全を確保し、
時間を掛けて登って来ました。
こうやって山頂に立つと・・・
アルピニズムを感じるようです。
なんだかこの標高1000mの山頂も
有り難い場所に感じます。
ご覧のとおり何も展望は有りませんでした。
でも、
笑顔はいっぱいです。
私も嬉しいです。
下山は練習を兼ねてロープで下山です。
アイゼンも練習で履いてます。
大分慣れて来たようです。
雪も小雨に変わったようですが、全然気に成らなかったです。
帰りに小腹がすいて、コンビニへ立ち寄りました。
皆さんはアンマンを美味しそうに食べてましたが、
私はタンパク質補給で鶏揚げでした。
話を聞くと既にロープ購入して、
グループで1本いつも共同装備品として携行しているとのことでした。
安全をお金で買うという言葉を時に聞きますが
その通りだと思います。
皆さんお疲れ様でした~!
(^O^)/ ヤッホ~