2015・10・2~4 北アルプス 涸沢 | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

10月2日の上高地は沢山の人で賑わっていました。
天候・気温ともに絶好の観光、いや登山日よりでした。


私達は明日、涸沢の、あのポスターに出てくる景色・・・
その中に入れることを期待して此処までやって来ました。

横尾山荘まで山の話などして歩いていると、どうしてもスピードがアップしてしまいます。
こなしやニリンソウ、そして苔の前では時々立ち止まって自然観察です。
5月の連休には、ニリンソウの花が畑の様に白く咲いていた話など・・・
私の話を熱心に聞いてくださっています。
少しだけ常念岳も見えて・・・
楽しい、あっという間の3時間でした。

横尾山荘は風呂もあり、ベッドも個人で使用可能な宿泊施設です。
風呂はともかく、将来、山小屋はこのような形になると良いですね。
夜、庭に出ると星が沢山、沢山でした。
夜空の星はじっとして見ていると、どんどん、どんどん見えて来るのですね。
小さい星も大きな星も宝石のようでした。






翌朝は・・・
グッと冷えて、今日の天気が快晴を示唆しているようでした。

「次の休憩場所の本谷橋まで約1時間です。頑張りましょう!」

30分歩いても体は温まらないほど冷えてました。
途中から本格的な石ゴロの登山道へと変わります。

「ストックを使用している方は後方の方へ注意して登ってください。」

屏風岩を登っている人も居るのでしょうね。
陽が射してきましたから、岩を掴むと冷たいだろうな!
これから岩も太陽に暖められて、手の冷たさも少しは和らぐことでしょう。




本谷橋です。
距離は、ほぼ中間地点ですが、行程はまだ3分の1です。

河原の石に越し掛けて一息入れてまた出発です。ここから傾斜も急に成りますから速度を落としてゆっくり登ります。


歩きにくい登りですが、周囲の景色や紅葉で気分は上々です。


前を行く方も頑張ってます。

しかし、こんな良い天気と紅葉と青い空で本当に良かったです。

前回の涸沢では雨の中をずっと歩いて登るのみでした。
山は雨もあれば風もあり、やっと山頂に着いた頃は雲の中だったりで、色々ですね。
でも、そんな日でも発見や驚きなど、決して皆無ではありません。
何か新しいものが見つかります。
冷たい雨の中に咲いている花や前を歩いている人も濡れ鼠になって頑張っている姿・・・
色んな状況に心を動かされます。

それも山の楽しさ、面白さと思います。



周辺の景色です。
1年で最も鮮やかな時ですね。

真っ赤な色が目に飛び込んで来ます。

もう少し頑張ればガレ場・・・・!


・・・到着です。
青空・山・紅葉・空気・人・・・
いい雰囲気です。

こんな絶好の休憩場所は有りません。
「小屋までもうすぐです、その前に此処で写真など・・・!」

私達は交代で自分の記念の写真を撮ったり、景色を取ったりで・・・
その姿を見ている私も本当に良い時間でした。
・・・皆さんの笑顔が本当にいいんです。
この時間ですよね!

太陽に照らされた笑顔の時間です。

私も写真撮るのにどんな構図が良いのかなんて考えずにカシャリと撮りました。

良かったですね~!

涸沢は穂高の山々は・・・
素晴らしい!


言葉は要りません。




すっかり元気に成った皆様とヒュッテまで登って来ました。


山小屋へ到着した時の気持ちは・・・
ホッとしますね。

思いおもいの場所でくつろぎます。

私達も、 横に成ったり、ラーメンを食べたりして至福の時間です。

この気持ちは山を登っている人でないと分かりませんね。

常念山脈の大下りと横通岳。

時間ぎりぎりまで涸沢に居て下山です。
「横尾へ戻って、またお風呂に入りましょう。」


下山途中見えた常念岳です。


色々な話をしながら下り、尾根を回り込んで橋が見えると嬉しい気分、横尾へ到着です。

翌日は

明神池方面から上高地へ戻って来ました。

この道も飽きさせない道です。



この景色・・・
向こうに木の橋が有ります。
もしこの橋がアーチであれば、印象派の巨匠、モネの睡蓮の絵ですね!

画面の中心に木の橋が有るのですが、見えにくいですね!

素晴らしい3日間でした。
皆様、お疲れ様でした~。


今回は山頂へは登りませんでしたが・・・
やっぱり山っていいですね~!