白嶺三山縦走時、間の岳、農鳥岳を通過して、一旦回復した天気は再度崩れて大門沢への下降点付近から降雨となりました。
樹林帯へ入って暫く歩くと雨も止んでいました。
後方から「雨具の上だけでも脱がせてくださ~い。」との言葉が聞こえて来ました。
(私も雨具は脱ぎたい気持ちでした。)
樹林帯の登山道、道幅は1m位ありましたが、転倒すると傾斜約60度20~30m位は落ちてしまうような場所でした。
「もう少しまってください。今場所を探しながら歩いています。」
朝6時から、かれこれ7時間、遅れが目立っているお客様は3人、そのほかの方も疲れている頃です。
「雨具を脱ぎましょう。」・・・と再度声が聞こえて来ました。
昔、岳沢~前穂高岳の登山道でザックを背負う時にふら付いて、バランスを失いかけて危うかったことを思いだしました。
今日、お客様の疲れもたまった3日目
・・・そして7時間歩いた頃です。
間違って転倒の可能性もあります。
お客様へお伝えしました。
「申し越し頑張ってください。広い場所が有りますから、そこで脱ぎましょう。」
・・・白嶺三山大門沢沿いにて