参加者の方へお聞きすると・・・
・昨年強風にて下山、リベンジ登山として参加された方。
・遠くから飛行機にて参加された方。
・日本百名山を目指している方。
・日本屈指の稜線を歩きたい方。
色々な思いで参加されていました。
北岳頂上付近での展望を楽しんだりして、3日目は間の岳、農鳥岳へとコースは続きます。
朝6時出発、時折雲間に富士山も姿を見せてくれていました。
次第に天候は変わり、間の岳への稜線では霧雨と体感で8~10mの風が吹き、登山も3日目、皆様の疲れと重なって歩行のペースも落ちて来ました。
全員の方が雨具のフードを被っています。
時々立ち止まる人・足元だけを見て黙々と歩く人・皆さんの言葉も少なくなります。
小さな岩場はしっとり濡れて見るからに滑りやすく成ってます。
皆さんも少しナーバスになって来て・・・
「急に立ち止まらないで!」 などと後方で声も聞こえ始めて来ました。
風が有る中、私の注意喚起の言葉も後方まで伝わったのか心配に成ります。
「左手で岩を保持しながら通過してください。」
「必ず左手で岩を持ってください!」
・・・と声も少々強めになります。
右下から吹き上げる風は依然同じ状況の中、やっと間の岳まで到着しました。
着いたと思ったら風が弱くなり、小休止が出来る感じと成りました。
ほっと一息です。
思い思いに写真を撮ったりしながら休憩できました。
元気にバンザイをする方、石に腰を下ろしている方、濡れた髪の毛の方など・・・
そんな皆様を見ていると
・・・と思った間の岳山頂でした。