浅間隠し山  (群馬100名山) | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

5月13日、群馬の名峰でである浅間隠し山へ登ってきました。
群馬100名山を目指している仲間との登山です。
ちなみに
群馬県側から見ると浅間山が隠れてしまうから、そのような名前が付いたという人もいます。
天気を心配しながらも当日は好天に恵まれました。

今回は二度上げコースを登ることにしました。
登山口は県道54号線で二度上げ峠手前に達する手前にあります。



本当に歩き始めてすぐです、コガネネコノメソウが咲いてました。
花の名前などを仲間に説明すると・・・
「おいおい、今日はちょっと違うぞ!今日は自然観察か?」
そんな反応が私にも感じました。 
いや~両神山にも、ここにも咲いていて嬉しかったです。

「あれ~、りんどう?」
良く観察すると違うようでした。チョット残念です!
 
写真でも見えていますが、周囲はカラ松の林です。
日差しも明るく、前日降った雨も登山に影響ないくらいの快適なみちです。

有ります有りますスミレです。
 
こちらはエイザンスミレですね。
エイザンスミレのエイザンは比叡山と関係があるようです。
 
きれいですね。
 標本に なるような整った姿の山野草「イチゲ」の一種でしょうかね。

そろそろ体が暖まった頃に分岐があり道標も完璧です。
 
矢印にしたがって右に曲がります。

オオカメノキですよね、少々色合いが違いますね。
 
4人で登ってきましたが、「適当な場所で小休止したいな。」なんて思っていたら、こんないい場所がありました。
 
 テントなら軽く3張り位は出来そうな場所です。
陽は射してますが暖かい陽のひかりです。谷あいから少し風が吹き上げて来ます。
うってつけの小休止の場所です。
有難いですね~。

男4人は南に向いたり東を向いたりして休みます。立っている人もいます。
男はこんなもんですね。
そして会話は・・・「いい日だね~」 「最高ですね!」
会話もそんなものです。

ITTOさんはラジオを点けています。
演歌が流れたり、円相場が流れてきたりしてました。

KANAさんは汗を拭いています。

RAKUさんはいつも笑顔で黙っています。

私は適当に周囲を見回してました。

すると下から賑やかな声が聞こえて来ました。
段々ち近づいてきましたが、賑やかです。
10人くらいの団体さんです。

「こんにちは~」と挨拶を交わして、先を見上げてササッと通過しました。
我々は約1時間掛かりましたが、45分で来たと言います。
みんなで・・・・

「本当かね~?」
・・・ということで私達も出発です。

暫くは急な道が続くと思ってみんなは登っています。
ゆっくり登っています。
歩幅も小さく急登のセオリー通りです。

後方からまた団体さんがやって来ました。
「お先にどうぞ~。」
「有り難うございます。」

先に行ってもらったものの、目は先行者の背中を追っています。
「このスピードで登っているのかな?」

後ろのITTOさんは少し離れました。
KANAさんの息使いも聞こえます。

「本当ですか?この速さ!」

よっし・・・っと踏ん張って登っています。
下りだ~。
そして最後の登り、ここが辛いです。
一息入れたい ! もう少し!

・・・ということで先行した人たちとほぼ同時に頂上に着きました。
いや~ つらかった~
 
 そして目の前には大きな日本100名山の浅間山です。
これを見に来たんです。
絶景ですね、下には北軽井沢の別荘地です。 
 


東方面には群馬の名峰、榛名山ですね。
 
 拡大しました。
 
 中央に尖っているのは相馬山、その左が榛名富士です。
下に川沿いに集落が見えます。やはり川が無い所には集落は出来ないのですね。

そして鼻曲山です。
この形は特徴があって分かりやすいですし、名前も覚え易いですね。
まだ、登ったことが有りません。
沢筋には白く雪が残っているようです。
2月の大雪の残雪ですね。
 
八ヶ岳や蓼科山、籠の登山、四阿山、草津白根、皇海山、赤城山、 なども見えました。
写真を撮り終わったら、食事の準備です。

持参したお湯でカップラーメン、そしてコンビニおにぎりが今日の山飯です。
天気は良いし、景色も最高だし、風も心地いいです。
こんな状況でお昼が美味しくないはずがありません!
4人はコンロ持参で思い思いの昼食を楽しんでいます。
将来、お互いの昼食が気になるような素晴らしい山飯を食べたいですね。

・・・と思っていたら富士山が見えています。
「富士山が見えま~す。」
「え~、何処ですか?」
             ・・・と先ほどの皆さんは立ち上がりました。
「本当だ真っ白ですね~。良かった。
筑波から来ました。さすがに筑波山は見えていません。」

コーヒーを飲んでいる時に皆さんは下山してゆきました。
「有り難うございました。」
「お気をつけて~!」

私達もかれこれ1時間も居ます。
下界は夏日、そよ風に吹かれて、心はだら~としてしまいました。
「下りますか?」
      ・・・ということで急な道を一気に下って来ました。

 

「こんなに早く下ってももったいないですよ。」
            ・・・お菓子と羊羹を一口頂いて腰を降ろしました。
「山に来て羊羹食べて・・・たまらないですね。」

 
登りでは気が付きませんでした。
 
 もう今頃は紫の花を咲かせている頃でしょうね。

 
 山の全容が見えなくなる頃撮りました。

 こんな楽しいことをしていていいのだろうか?
そんな思いになった1日でした。

やっぱり山は良いですね~。