赤城山へ  ヒメギフチョウ・自然観察ハイキング | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

 
群馬の名峰・赤城山へ行って来ました。
でも、西側の山麓です。
モロコシ山という山があり、そこで自然観察です。

登り1時間程度のやぶ山です。
そこでは今頃、カタクリの花ややヒメギフチョウが見られるということで・・・
事前観察に行って来ました。

植物や花の名前は私の大の苦手分野ですので、少し勉強を兼ねて散策です。

まずは車で「赤城キャンプ場」を目指します。
 
周辺に車を停め、案内板を写真撮影して(覚えるより簡単で確実ですよね)から、山頂目指します。 

 今日は一番小さいザックですので軽くて快適です。
天気も上々です。
歩き出したら上の方で、何やら賑やかな声も聞こえます。

山に来ると、遠くの声も良く聞こえるように感じるのは、私だけでないと思います。
声に誘われるように早足になってしまいます。
いけませんね・・・
今日は草花やヒメギフチョウを見に来たのですから、しっかり観察しないといけません。
 
 カラマツの新緑の林を歩きます。
本当に春は光がやわらかいですね~。 
 
  周囲は、すぐ雑木林に変わります。
 
 地元の南雲小学校の36人の生徒が全員登山ということです。
校長先生や引率の先生も楽しそうに生徒と話をしていました。

「先生!なんでモロコシ山っていうんですか?」

先生は困って・・・。
           「なんでかね~。」
・・・いい雰囲気です。


 道のあちこちにスミレが沢山です。

  
こちらはエンザンスミレです。・・・(どうもヒゴスミレのようですね)
葉の形が違うのだそうです。・・・確かに違いますよね。

でも~
ヒメギフチョウは何処にも居ません、と思っていたら先に居る生徒さんたちが騒いでました。
居ました。ひらひらとそよ風に乗っているように飛んでます。
「あれは写真に撮れませんね。」
そうして道を幾つも曲がって歩いていると、また声がしてます。

「こっち、こっち!先生こっちです!」

確かに普段見ることが出来ない蝶です。

生徒は・・・「虎みたい~!」

そうこうしながら、登っているとすぐ頂上です。
端っこで座ってお茶を飲んでいると、・・・飛んでます。飛んでます。

カシャ、カシャリと適当にシャッターを切って来ました。
  素人ですからこんな写真です。
でも確かに虎みたいな蝶が舞ってますね。
そして枯れ葉に留まりました。
チャンス!
  

 たった1枚そこそこの写真がこれです。 ヒメギフチョウです。
でも良かった~。
写真撮れて来たかいがありました。
 
一般にカタクリの花に集まるというそうですが、ここではスミレの蜜に集まるそうです。
先生は10年毎年何回も来てカタクリにとまっている写真をやっと撮ったそうです。
自慢そうに見せてくれました。
時々、ヒラヒラ飛んでますが、写すチャンスは中々来ないです。

軽くお昼を食べてのんびりしていました。
風はそよかせ、光は・・・暖かく気分が良いです。

南雲小学校の皆さんと一緒になって下山開始、すると先生が・・・

「これ見て~。」

 
 私も便乗して見せて貰いました。
ウスバサイシンという葉の新芽に卵を産むのだそうです。
 
 葉に卵が10個くらい産み付けてあります。
先生は生徒に見せるため、事前に目印を付けていただそうです。

私も恵まれました。 先生有り難うございました。

   
 こんな感じの道を下ります。
時々、ヒメギフチョウは舞ってます。
ちなみに、赤城姫とも言うそうです。

   
 新芽です。ツヤツヤしてますね。

  

 あれっと思ったら、カタクリです。
こんな素敵な花、私のことばで解説はしないでおきます。
 
もう1枚・・・やっぱりきれいですね。
  
  
ようやく知っている花がありました。
ヒトリシズカという花です。 
 
何でしょうか?・・・(ミヤマイチゲと教えて貰いました。)
 
 子供たちはいつまでたっても賑やかです。 
 
サンショの新芽ですね。
佃煮にする人も居るそうです。
 

可愛らしいですね~   あとで調べましょう。
            ・・・(調べると、キクサギイチゲのようですね。)
  
 
子供たちの作った看板でしょうね。 

 コゴミですね、茹でて食べると美味しいのですが、
さすがに此処では取れませんでした。
 

 ・・・ということで
新緑のカラマツのエリアに戻って来ました。
簡単なお昼を食べて、のんびり散策して3時間半のハイキングでした。
 
  
今日は良い日だった~。