朝起きたら路面の日陰部分にうっすらと白い雪、大寒は昨日ですし、一年で最も寒い時期ですね。
集合場所で待っていたら風花というより、雪が舞ってきました。
女子高校生達はマスクをしたり、マフラーで顔を鼻の上まで覆っていました。
そんな日に予定した楽しい登山日が重なってしまいました。
「参った参った!」「寒いさむい!」
集合は群馬のローカル線、上毛電鉄の大胡駅です。
今回も電車での山旅です。
無料駐車場に車を停めて、駅はガラガラガラ~と木のガラス戸を開けます。
券売機が1つあって、順番に切符購入です。
切符は駅員さんが例のペンチみたいな器具でカチカチ!
電車の中は暖かいです。
見慣れた風景も車窓からでは幾分景色も違ったように見えます。
良いもんですね。
参加してくれたMGさんは
「ローカル線大好き!」・・・ということです。
無人駅も可愛いし雰囲気が有りますね。
小さな無人駅をいくつか過ぎて、着いた駅は「富士山下駅」です。
駅の看板の向こうの藪山が「富士山」という山です。
地元の新聞に、「ネットで日本の富士山を調べてここに来てしまった外国人の方もいらっしゃる。」・・・という駅と山です。
駅の看板の向こうに見える藪山が「富士山」です。
電車から撮りましたが、こんな小さな山に富士山という立派な名前が付いてます。
西桐生駅で降りて登山口まで15分くらい街中散歩となります。
散歩コースは前回書きましたので、今回は省略させてもらいます。
登山口の駐車場では20台くらいの車が停まってました。
その車から次から次えと山へ向かってハイキングの方が登って行きます。
スペースの有るところで、ストレッチです。
1・2・3・4・・・。
ねん挫など無いように・・・と、願いながらすると丁寧に出来ますね。
先を行くMGさんへ
「MGさん、ゆっくり登りましょう。」
何年ぶりかのハイキングだそうです。
もう一人のKANNBAさんへ
「足の具合はどうですか?」
怪我後の復帰第一弾です。
後方からの方が来ると、
「お先にどうぞ~。」
退職されたような年齢のご夫婦さん、犬を連れたお散歩さん、デート登山のカップルさん、色んなチーム構成です。
「縦走ですか?」
私達のザックの大きさを見て、そんな声も聞かれました。
やっぱり風が冷たいです。
林の木々は「ザ~・ザ~」・・・と音を時折立てています。
私達は「駅からハイキング」や「下山後の名物」などの話をしながら、テクテク登山です。
向こうから30人くらいの概ねハイキングクラブの方々が降りてきました。
「こんにちは~。」
年齢的に先輩の方々です。軽く頭を下げて
「こんにちは~。」
「こんにちは~。」・・・・笑顔で答えてくれると嬉しい気持ちになりますね。
4人の親子チームです。
「お兄ちゃん、頂上に行って来たの?偉いね~。」
照れくさそうにお父さんの顔を見てました。
こんなに寒いのに沢山の人、賑やかさは日曜日で倍増です。
楽しいハイキングで空っ風も吹っ飛ばせ~!
そんな雰囲気です。
中間点辺りの「トンビ岩」で一休み。
新宿副都心のビルやスカイツリーも見えてます。
「見える見える~。」
「あれ、本当だ、見えますね。」
風のせいか北側では雪雲ですが南方向は遠見が効きます。
「上からは富士山も見えますよ!」
・・・(富士山下駅のあの富士山かな?)
体が冷えないうちにまたテクテクと登り始めます。
この辺からは岩が出てきます。
「男道と女道どっちにしますか?」
男道から登ることになりました。
いや~、この山は公園、杉林、雑木林、岩の道、遠望、いろんな要素が詰まった山です。
「MGさんこの根っこを掴むと体が安定します。」
大きく足を上げて右手は木の根で、ドッコイショ!
そんな雰囲気で落ち葉と岩の道も安全登山です。
岩の道で体が温まった頃は、尾根に出て頂上はすぐそこです。
吾妻山は大賑わいです。
若い2人の女性の方へ、
「お先にどうぞ!」
「スミマセ~ン。」
・・・と言いながら頂上です。
枯れススキと桐生の街並みです。
低山の典型的な風景ですね。
例のバンザイもしました。
先ほどの2人の女性の方に写真を撮ってもらいました。
やっぱりバンザイは笑顔になりますね。
登頂成功です。
富士山が見えてました。
雲がす~とどいたら、白い頭が見えました。
周りでは、お弁当を広げている熟練女性登山隊、
汗を拭いてるハイカーグループ。みんな楽しそうです。
「今どこ?」・・・と頂上で合流するお仲間さんもいます。
テーブルでコーヒーを飲んだり、隣の人達との楽しい山談義も始まりました。
北岳、常念岳、色んな山の名前が出てきます。
今日は山食鍋持参でしたが、少々寒いのでこのまま下山することにしました。
いつもの、次回へ続くということでスミマセン!
明日、必ずアップします。