足元は、いつもザックの中に入れて寝ています。
そうすると足用の羽毛ソックスは使用しなくて済むことが多いです。
これも、軽量化の1つと思っています。
SMさんが入れてくれたコーヒーを飲んで、テントの中も暖まり、食事と成ります。
このジェットボイルというコンロセットというか、湯沸しセットは、あっと言う間にジンジンジンといい出して、本当に早く沸騰してきます。
燃料の節約になりますね。
インスタントラーメンを腹いっぱい食べて出発します。
テント場から林道をさらに奥に向かって更に奥へ歩いてゆきます。
「今日も天気が良いですね!」
「今年の正月は良い天気だね。」
そんな会話をしながら歩いてゆきます。
右の壁にツララがきれいに並んでいました。
これなんかは、悪魔の手のような感じでした。
さっき付けられたような足跡です。
一体何の足跡でしょうか、不明ですが、可愛らしい足跡ですね。
最近は足跡のことをフットプリントとみなさんは呼んでいるそうです。
自然観察しながらも歩きます。
1時間くらい歩いたでしょうか、トンネルを3つくぐります。
トンネルの中は冷え冷えしていました。
一体この道は何処まで抜ける予定であったのでしょうか。
甲斐駒の真っ白な姿も眺めることが出来ました。
「真っ白ですね!」
「沢筋は雪崩そうだね。」
「やばいですね!」
また尾白川の対岸に見事な氷柱が見えました。
双翼の滝です。
「あれですか!」
「良いねえ!」
「やりましょう。」
突然林道が終了したところで、尾白川へ下ります。
フィックスロープが張られてありました。
本谷を渡れるか心配でしたが、雪の上を慎重にヨイショと渡れました。
そこから今度は、双翼の滝がある、刃渡り沢を登り詰めます。
良く覚えてませんが、しんどい登りだったことは覚えてます。
この滝はロープは使用しないで登りました。
その上は左から高巻でパスしました。
すると、
「有りました~。」・・・と声がしました。
2人は荷物を降ろして、早速準備に掛かっています。
下から見るとこんな感じです。
しかし、少々氷結の完成度があまいようです。
悩んだ末、左から高まいて滝の上に出ることにしました。
滝の上からロープで下って来て、安全策で登ることにします。
上を見るとF4が見えます。高さは30mくらあるでしょうか。
こんな自然の造形も見ることが出来ました。
反対側は日向山です。
こんなにも透明度の高い氷です。
無機質な氷と光った金属とが良く似合いますね。
私も頑張りました。
何とか上まで登りました。
達成感でいっぱいです。
仲間も、傾斜がきつい氷瀑を何とか登れて、達成感いっぱいの会話が聞こえてきます。
「今までの氷とはわけが違いますね。」
「手ごわいです。・・・来て良かった~。」
3人は色んな思いを胸に仕舞ってテントに戻って来ました。
夕食は、野菜スープと生めんのうどんをSMさんは担ぎ上げてくれていました。
重たい思いをして運んできてくれたSMさんへ、感謝でいっぱいでした。
「ごっつあんです。」
「美味しかったです。」
その3へ続きます。
スミマセン明日またアップいたします。