こんなことを考えたことがありませんか?
人間はなぜ、相手の良いイメージよりも悪いイメージの方が記憶に留まりやすいのか?
おいらも時々あります(;^_^A
これは確か心理学の分野で「ネガティビティ・バイアス」といわれる心情や思考の表れだったと記憶しています。
が、実はおいらこの言葉だけを知っているだけの人になっているのです。
確か学生の時にたまたま読んだ本に書いてあってその意味も覚えていたのですが、何年も使っていないので正確な意味合いまでは思い出せません(*ノω<*) アチャー
まだまだ研究段階だったとうっすら記憶しているので、その正確な意味をジェミニ先生聞いてみました。
人間が相手の悪いイメージ(ネガティブな情報)の方が良いイメージ(ポジティブな情報)よりも記憶に強く残りやすいのは、心理学や進化論で広く研究されている現象で、これは「ネガティビティ・バイアス(Negativity Bias)」と呼ばれています。
この現象は、「無意識下で優位に立ちたい」という側面も含まれますが、根本的には「生存本能」に深く根ざした思考の働きです。
🧠 なぜ悪いイメージが記憶に残りやすいのか?(ネガティビティ・バイアス)
ネガティビティ・バイアスとは、人間がネガティブな出来事や情報に対して、ポジティブな出来事よりもより強く反応し、より注意を払い、より長く記憶に保持する傾向があることです。
1. 生存本能の働き(リスク回避)
最も大きな理由は、進化の過程で、危険を察知し回避することが生存に不可欠だったからです。
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ネガティブな情報(危険): 「あの人は信用できない」「あの場所には毒蛇がいる」といったネガティブな情報は、命にかかわるリスクを回避するために、脳内で警報として扱われます。
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ポジティブな情報(利益): 「あの人は親切だ」「あの果物は美味しい」といったポジティブな情報は、生存にとって利益をもたらしますが、命を脅かすものではありません。
脳は、生存のために危険情報を最優先で処理し、長期記憶に刻み込むように配線されているため、悪いイメージの方が圧倒的に強く記憶に残ります。
2. 情報処理の特性
ネガティブな情報は、脳にとって「異常事態」を意味するため、情報処理の際により多くの認知資源(脳のエネルギー)が使われます。これにより、記憶が強化されます。
⚔️ 「無意識下で優位になりたい」という思考について
「無意識下で相手の悪いところを知って優位に立ちたい」という思考も、ネガティビティ・バイアスから派生した社会的な側面として存在します。
これは、心理学で「自己高揚バイアス」や「社会的比較」といった概念と結びついて説明されます。
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安全の確保: 相手のネガティブな情報を知ることは、その人との関係において**「裏切られるリスク」や「利用されるリスク」**を回避するための防衛策となります。これは、相手より優位に立って関係をコントロールしたいという無意識の欲求につながります。
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自己肯定感の維持: 人間は、他人と比較することで自分の価値を確認しようとします。相手の悪い側面や失敗を記憶に留めることで、「自分はあの人よりマシだ」「自分は正しい」と感じ、一時的に自己の評価を高める効果(優越感)が得られることがあります。
したがって、記憶の傾向自体は生存本能が主導していますが、その情報が社会的な場面で人間関係の力学(優位性や安全の確保)に影響を与えるのは、極めて自然な心理の働きだと言えます。
果てのない探求の分野みたいですね。
要するに完全解明はされることがなく、時代が進むにつれ複雑化し続ける心情心理や思考経過など新たに追及するテーマが見つかりやすいが、8割くらいの答えしか得ることができないような感じでしょうか?
分かりやすく言えば、犯罪者の心理に普通に暮らしている人たちに答えを出せるわけがないのです。
リスク回避という生存本能からくる思考の一つとされていますが、おそらくこれが位最も近い答えとした統一見解なのでしょうね。
見解ということは最終的な答えではないということです。
人間が生きてゆくうえで逃れることができない深層心理かもしれません。