本日外回りで通った道の舗装が新調されたてで、アスファルトの独特なにおいの主成分って何だろうと考えてしまったTKCです。
思ってみれば、子供のころからの疑問でしたね(〃´o`)=3 フゥ
なんとも表現のしにくいあの匂いの正体。
きっとジェミニ先生なら答えてく入れるということで、尋ねてみました。
画像:写真AC
舗装したてのアスファルトから漂う独特の匂いは、主にアスファルトの主成分であるアスファルト(またはアスファルト混合物)に含まれる揮発性の有機化合物(VOC)によるものです。
匂いの中心となるのは、石油の精製過程で得られるアスファルト分に含まれる、低分子の芳香族化合物などです。
匂いの主な成分
アスファルトは、複雑な炭化水素の混合物であり、熱が加わるとその一部が気体になって放出されます。この匂いの主成分としては、以下のようなものが挙げられます。
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硫化水素(Hydrogen Sulfide):アスファルト原料に含まれる硫黄分に由来し、特有の臭いの大きな原因の一つです。
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芳香族炭化水素:
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多環芳香族炭化水素(PAHs):ナフタレンやフェナントレンなど、石油製品に一般的に含まれる化合物で、匂いの元になります。
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トルエンやキシレン:揮発性が高く、特にアスファルトを溶かすために使われる溶剤(過去に一部で使用されていた場合)や、アスファルトそのものに含まれるものが揮発します。
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長時間吸い込んだ場合の安全性について
短時間、屋外でアスファルトの匂いを嗅ぐ程度であれば、健康に大きな害を及ぼす可能性は極めて低いと考えられています。
しかし、長時間、高濃度で吸い込むことには注意が必要です。
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一般的な懸念:
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アスファルトから放出される**PAHs(多環芳香族炭化水素)**の一部は、発がん性を持つ可能性がある物質として知られています。
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工事現場で長時間作業する人は、濃度が高い環境にいるため、目や呼吸器系に刺激を感じたり、頭痛を引き起こしたりする可能性があります。
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一般の人が受ける影響:
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一般の人が道路脇を通り過ぎる際や、舗装直後の駐車場にいる際に嗅ぐ匂いは、非常に低濃度です。この程度の暴露では、人体に長期的な悪影響を与えるという医学的な報告はほとんどありません。
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対策:
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もし、匂いが強く感じられる場所で長時間作業をする必要がある場合は、換気を徹底したり、マスクを着用したりすることが安全対策として推奨されます。
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結論として、一瞬匂いを嗅いだり、近くを通り過ぎたりする程度であれば心配無用です。
長時間による鍵杉は常識的に考えてダメということです。
やっぱりという結果ですね。
健康を害するほどにおいマニアでもない限りは、あの匂いを嗅ぎたくはないですもんね(;^_^A
気分を害する人はいるようですが、重症化する程度ではなさそうです。