室外機カバーの主な効果

 

遮熱カバーを設置する最大の目的は、室外機本体の温度上昇を抑えることです。

  1. 冷房効率の改善 エアコンは室内の熱を室外機を通じて外に放出しています。室外機自体が直射日光で高温になっていると、熱を効率よく放出しにくくなります。カバーで日差しを遮ることで、室外機の温度上昇を抑え、熱交換の効率が上がります。結果として、エアコンがよりスムーズに冷房運転できるようになり、消費電力をわずかに抑えられます。

  2. エアコンへの負荷軽減 室外機の温度が上がると、内部の圧縮機などの部品に大きな負荷がかかります。カバーで直射日光を遮ることで、この熱負荷が軽減され、エアコン全体の負担が減ります。これは、エアコンの寿命をわずかに延ばす効果が期待できるということにもつながります。

 

遮熱カバーの効果を高めるポイント

 

効果を出すためには、以下の点を守ることが重要です。

  • 天板タイプを選ぶ: 室外機の熱は主に前面から排出されます。全体を覆う箱型のカバーは、熱がこもってしまい逆効果になることがあります。遮熱効果を期待するなら、室外機の上部だけを覆う「天板タイプ」や「屋根型」のカバーが最適です。

  • 通気性を確保する: 室外機は側面や背面から空気を取り込んでいます。これらの吸気口や、前面の排出口を絶対に塞がないように設置してください。風通しが悪いと、熱がこもってしまい、かえって効率が悪化してしまいます。

  • 反射素材や白系の色を選ぶ: 日差しを吸収しやすい黒っぽい色ではなく、太陽光を反射しやすい白やシルバー系の色を選ぶと、遮熱効果が高まります。

 

まとめ

 

「あるとないとの違い」を体感できるかどうかは、室外機が置かれている環境に大きく左右されます。もし、あなたの室外機が一日中、もしくは午後の強い西日にさらされているのであれば、遮熱カバーはエアコンの負担を減らし、わずかながらも電気代を節約できる可能性があります。

一方で、もともと日陰に置かれている場合は、効果はほとんど期待できません。

「日差しを遮ること」が最も重要なので、高価なカバーではなく、すだれや遮光ネットを工夫して設置するだけでも、同様の効果が得られますよ。

 

画像:写真AC

 

と、まとめられてしまいましたが、ホームセンターでいざ買おうとするとためらってしまうんですよね(>▽<;; アセアセ

自分が風邪をひくとすぐに医者に診察してもらって処方してもらう癖に、ものとなると(;^ω^)

僅かな効果しかないとしても、最近のエアコンの寿命と言われる10~12年はやはり使いたいので、遠慮なんかしている場合ではないですよね。

ここ近年の、異常ともいえる猛暑ならなおさらですね。