スマフォの「ブルーライト」問題の現状

スマフォが流行り始めた当初少ししてから「ブルーライト問題」が発覚しました。
画面から出るブルーライトを浴び続けると体に影響が出るというものです。
この問題が発覚してから画面を直接見ることになる「目」を守るために「ブルーライトカット眼鏡」が登場しました。
ブルーライトを30~50%カットしてくれるという眼鏡ですね。

少し角度をつけるとレンズがうっすらと青く見えます。

さて、最近の医学界の研究では、どうやら真逆を言っています。

ブルーライトを浴び続けること自体にはさほど効果がなく、長時間の使用が目を通して体に悪影響を与えているという考え方のようです。

おいらが説明するとごちゃごちゃしそうなので、ここからはジェミニ先生に説明してもらいます。

 

現代医学においてブルーライトが人体に与える影響の解釈が変わってきたのは、研究が進んだ結果、当初懸念されたような「目に直接的な悪影響を与える」という証拠が確立されなかった、という理解に変わってきたためです。

いくつかポイントを説明します。

  1. 「悪影響」の定義と研究結果の更新:

    • スマートフォンが普及し始めた当初は、ブルーライトが網膜に与える影響(特に加齢黄斑変性との関連)や、目の疲れ(眼精疲労)の主要因として強く懸念されました。しかし、その後の大規模な研究や複数の研究結果の統合分析(システマティックレビューなど)では、一般的なデジタルデバイスから発せられる程度のブルーライト量では、網膜に直接的なダメージを与えるほどの強い証拠は見つからないという結論に至っています。
    • もちろん、ブルーライトを含む強い光を直接、長時間見続けることは目に良くないのは事実ですが、それはデバイスの画面から出る光に限った話ではありません。太陽光の方がはるかに多くのブルーライトを含んでいます。
  2. 目の疲れ(眼精疲労)の原因の再認識:

    • 目の疲れの原因は、ブルーライトそのものよりも、デジタルデバイスの長時間使用に伴う様々な要因であると再認識されるようになりました。
      • まばたきの回数の減少: 画面に集中することで、まばたきが減り、目が乾燥しやすくなります。
      • 画面と目の距離: 近距離で長時間画面を見ることで、目に負担がかかります。
      • ピント調節の連続: 画面上の文字や画像にピントを合わせ続けることで、目の筋肉が疲労します。
      • 不適切な姿勢: 首や肩のこりも目の疲れに繋がります。
      • 室内の照明環境: 周囲の明るさと画面の明るさのギャップ。
    • ブルーライトカット眼鏡をかけたとしても、これらの要因が改善されなければ、目の疲れは軽減されにくいのです。
  3. 睡眠への影響は依然として認識されている:

    • ただし、ブルーライトが睡眠に影響を与えるという点については、依然として医学的にも広く認識されています。夜間にブルーライトを浴びることで、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制され、入眠が妨げられたり、睡眠の質が低下したりする可能性があります。このため、夜間のデバイス使用時には、ブルーライトフィルター機能(ナイトモードなど)の利用が推奨されています。

まとめ

ブルーライトカット眼鏡が推奨されなくなったのは、人間の目がブルーライトに「適応した」わけではなく、科学的な研究が進んだ結果、「デジタルデバイスからのブルーライトが、目の健康に直接的な悪影響を与えるという強い証拠が見つからない」という結論に至ったためです。

現在は、ブルーライトそのものよりも、デジタルデバイスの長時間使用に伴う「デジタル眼精疲労」の原因を多角的に捉え、まばたきの意識、適切な休憩、距離の確保、画面の明るさ調整、姿勢など、総合的な対策が重要視されています。夜間の睡眠への影響については、引き続きブルーライト対策の重要性が指摘されています。

 

今も昔もブルーライトに関して変わっていない認識としては、眠るために横になってからのスマフォの操作のようですね。

そういえば布団に入ってから漫画を読んでいると「目が疲れるから少しだけよ」と良くおやに言われていたような気がします。

それと同じなのかもしれませんね。

要は、人の目は眠る直前に疲れさせると、寝て起きると気怠さや長時間の睡眠惰性が起きやすいようですね。

そんな症状が出ているときは目の疲れは、自分が考えているほど回復していないということのようです。