また、こんなことをふと考えてしまったTKCです(;^ω^)
国道と高速道路では舗装の施工の仕方が違うというのは知っているのですが具体的に、どのような差があるのかは知りません。
ただ、両方とも式直し現場を見ていて、舗装の厚さが違うというところまでは知っているのですが、他にも違いがあるのかジェミニ先生に訊いてみました。
主な違い
- 舗装の層構成と厚さ:
- 高速道路: 一般的に、より重い車両や高速走行に耐えられるよう、アスファルト層や路盤(アスファルト層の下の層)が厚く設計されます。また、複数のアスファルト混合物を層状に重ねて強度を高めることが一般的です。
- 国道: 高速道路に比べると、交通量や車両の重量が比較的少ない場合が多く、舗装の層構成や厚さは、その路線の交通状況に応じて設計されます。必ずしも高速道路ほど厚くする必要はありません。
- 使用するアスファルト混合物:
- 高速道路: 耐久性、耐摩耗性、耐水性、走行安定性などを高めるために、特殊な改質材(ポリマーなど)を混ぜた高機能なアスファルト混合物が使用されることが多いです。例えば、排水性舗装、高強度舗装、低騒音舗装などが積極的に採用されます。
- 国道: 一般的なストレートアスファルト混合物が使用されることが多いですが、交通量が多い区間や特定の目的(排水性など)に応じて、改質アスファルト混合物が使用されることもあります。
- 路盤の構造:
- 高速道路: 舗装を支える路盤も、より安定した構造が求められます。粒度調整路盤やセメント安定処理路盤など、強度を高めた路盤が採用されることがあります。
- 国道: 路盤の構造は、地域の土質や交通量に応じて設計されます。
- 排水性舗装の採用:
- 高速道路: 雨天時の視認性向上やハイドロプレーニング現象の抑制のため、排水性アスファルト舗装が積極的に採用されています。
- 国道: 排水性舗装の採用は、必要に応じて部分的に行われることが多いです。
- 施工管理の基準:
- 高速道路: より高い品質と耐久性が求められるため、施工管理の基準が厳しく設定されています。
まとめ
高速道路のアスファルト舗装は、より高い交通荷重や走行速度に耐え、安全で快適な走行を提供するために、国道よりも厚く、高機能な材料を使用し、より強固な構造で施工される傾向があります。しかし、国道の交通状況や地域の特性によっても施工方法は異なるため、一概に「国道はこう、高速道路はこう」と断言できるわけではありません。
ジェミニ先生でも断言ができないということは、土地の性質・天候・交通量や通行車種などの情報から精査ができないということですね。
可能性が高いものを優先に、その情報から施工しているという感じでしょうか。
詳しくは現場の人間に聞くか国土交通省に聞くのが一番ですね。