2007年10月1日は何お日か知っていますか?
執念の男・小泉純一郎さんが総理の時に「官→民」への改革として行った「郵政民営化」が施行された日です。
一度は否決され即座に「郵政選挙」ともいえる総選挙に打って出たのはものすごい反響でしたね。
もちろん、自民党の圧勝でした。
小泉純一郎元総理の執念とも言える郵政民営化
日本の政治史に残る大きな出来事でした。
その内容は、以下のように時系列でまとめることができます。
1. 郵政民営化への道のり
- 小泉内閣の発足と郵政民営化の提唱:
- 2001年4月、小泉純一郎が内閣総理大臣に就任。「聖域なき構造改革」を掲げ、その一環として郵政民営化を提唱しました。
- 小泉元総理は、郵政事業が抱える巨額の資金が、非効率な公共事業や特殊法人に流れていると指摘し、「官から民へ」の資金の流れを促すことで、日本経済の活性化を目指しました。
- 郵政民営化関連法案の提出と否決:
- 2005年4月、小泉内閣は郵政民営化関連法案を国会に提出。
- しかし、自民党内にも反対意見が根強く、8月8日、参議院本会議で法案は否決されました。
- 郵政解散と圧勝:
- 法案否決を受け、小泉元総理は衆議院を解散。「郵政民営化」を最大の争点として、いわゆる「郵政選挙」に打って出ました。
- 「改革を止めるな」というスローガンのもと、小泉元総理は全国で熱弁をふるい、国民の支持を得て自民党は圧勝しました。
- 郵政民営化関連法案の成立:
- 衆議院選挙後の特別国会で、郵政民営化関連法案が再提出され、成立しました。
2. 郵政民営化の内容
- 郵政事業(郵便、郵便貯金、簡易保険)を民営化し、日本郵政株式会社を設立。
- 郵便貯金と簡易保険は、それぞれ株式会社化し、将来的には株式上場を目指す。
- 郵便局ネットワークは維持し、国民へのサービスを継続する。
3. 郵政民営化の評価
- 肯定的な意見:
- 「官から民へ」の資金の流れを促し、日本経済の活性化に貢献した。
- 郵政事業の効率化が進み、国民へのサービス向上につながった。
- 否定的な意見:
- 地方の郵便局が閉鎖され、地域住民の利便性が低下した。
- 金融機関の少ない地域では、金融サービスの低下を招いた。
- 郵政事業で得た利益が国民に還元されず、株主や一部の投資家に流れた。
小泉元総理の郵政民営化は、その後の日本経済、社会に大きな影響を与えました。
内容的には大きな改革でしたが、一般人にはゆっくりな改革に感じたかもしれません。
今の国会議員に小泉純一郎さんのような意志と執念をも待った人はいないと、おいらは評価しています。
見習ってほしいものです。