Ipocrisia -A vostro pensare-
 二人だけの場所 秘密の基地
 青空に響き続けていた 笑い声
 交わした約束が眩しすぎて
 君の時を止めていた

 悪戯好きの運命
 たった一つの嘘を嘘だと言えないまま

 再び出逢えたことを喜んで
 心 締めつける 歯痒さに唇を噛む
 ボクの本当の名前を 君は知らない
 今はまだ 真実を口にできない


 君と歩く街 心焦がれ
 ぎごちない笑顔を映し出すショーウィンドウ
 あの日の約束が 解き放てと
 同じ夢を見たいなら

 変わり続ける江湖で
 弱い自分を君と過ごす時に隠した

 「大きくなったら結婚しよう」と交わした
 無垢だった頃の約束と向き合ってみて
 繋ぐ手と手の温もりに 素直になれず
 答えにも悩んでいる 整理つかずに


 君がボクを知れば知るほど
 真っ直ぐな眼差しに心が痛む
 もうこれ以上 嘘はごめんだ 真実を…

 全てを投げ出すことになっても
 いつかはこの手に同じ夢 きっと抱ける
 ボクの本当の名前を知った君が
 過去と今 泣いた後 受け止めたなら

 「大きくなったら結婚しよう」と交わした
 二人だけの場所 秘密基地 全てそこから
 繋ぐ手と手の温もりに 素直になって
 青空に 新しい未来 描こう…


 二人で… 手を伸ばし…
 信じて… 輝く明日を…

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曲調イメージ:ロック


社会人なりたてのころに綴った作品です。
主人公が子供の頃に出会ったヒロインに嘘の名前を告げて一緒に遊んでいた。

しかし、数か月後ヒロインが隣町へ引っ越し、お対外同じ大学生として再会。

ヒロインの名前を憶えていた主人公は昔一緒に遊んだ女の子と確信を持っていたが、

ヒロインの方は主人公の本名を知らない。

そんな関係から始まる作品ですね。

ドラマ仕立てに仕様かと練っていたら、少しごちゃごちゃした作品になってしまいました。

けど、どうにか最後はハッピーエンドっぽく締めようと頑張った記憶があります。

「Ipocrisia -A vostro pensare-」というタイトルは日本語でつけようとしていた「偽善 -君への想い-」を伊訳したものです。

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