雪国の街中には、網目のように消雪パイプ…いわゆる消雪水設備が貼り巡っています。
言ってしまえば田舎の細い道もカバーしているほどです。
なのに一桁国道には消雪水設備が少ない地域が多いのです。
その理由をジェミニ先生に訊いてみました。
国道1号線から9号線は、日本の主要な道路であり、積雪地域も多く通っていますが、消雪設備がない区間が多いのはいくつかの理由があります。
1. 費用対効果
- 消雪設備は設置・維持に多大な費用がかかります。
- 国道は全国各地に及んでおり、すべての区間に消雪設備を設置するには莫大な費用が必要です。
- 除雪車による除雪は、消雪設備に比べて費用対効果が高いと判断される場合があります。
2. 地形・気象条件
- 急峻な地形や、風が強く雪が積もりにくい場所など、消雪設備が適さない場所があります。
- 地域によっては、降雪量が少なく、消雪設備を設置するほどではないと判断される場合があります。
3. 環境への影響
- 消雪剤の散布は、環境に負荷を与える可能性があります。
- 地下水の利用など、消雪設備の設置には環境への影響を考慮する必要があります。
4. 除雪体制の充実
- 除雪車の性能向上や、除雪体制の強化により、消雪設備がなくても安全な通行が確保できる場合があります。
- 地域によっては、住民による自主的な除雪活動が盛んに行われている場合があります。
5. 技術開発
- より安価で、環境負荷の少ない消雪技術の開発が進められています。
- 今後、新しい技術が普及することで、消雪設備が導入される区間が増える可能性があります。
除雪車の出動回数が多い理由
上記の理由に加え、以下の要因も考えられます。
- 道路の重要度: 国道は、生活や経済活動を支える重要な道路であり、積雪時でも通行を確保する必要があります。
- 安全確保: 積雪路面は滑りやすく、事故の危険性が高いため、除雪作業が必須となります。
まとめ
国道1号線から9号線は、日本の大動脈であり、積雪時でも交通を確保する必要があります。消雪設備がない区間が多いのは、費用対効果、地形・気象条件、環境への影響、除雪体制の充実など、様々な要因が複合的に作用した結果と言えるでしょう。
今後は、より効率的で環境負荷の少ない消雪技術の開発が進み、安全で快適な通行が確保されることが期待されます。
そういえば、新潟市の西区の亀貝バイパスの曽和ICは水を出さない融雪凍結防止使用だったような気が(〃゚д゚;A アセアセ・・・
高度で安価な新技術が待ち望まれますが、まだまだ時間がかかりそうですね。