最近SNSなどでドライブレコーダーの映像を公開している人がいますが、逆に危険ではないのかと考えているTKCです。
以前、カー用品店の店員に質問したところ、
「保険会社からの依頼や警察や弁護士などの依頼がなければ肖像権の侵害に該当する場合が非常に高いです。例え危険な煽り運転や追い抜きをされても勝手に公開することは危険です」
と、言われたことがあります。
確かにその通りですよね。
自分の身を守るために無許可で撮影しているわけですから、それを公開するということは身勝手極まりない行為となります。
そこで、ジェミニ先生にも聞いてみました。
Q:ドライブレコーダーの映像を無許可でSNSなどで公開するのは罪に当たりますか?
ドライブレコーダーの映像を無許可でSNSなどに公開することは、状況によっては罪に問われる可能性があります。
問題となるのは、主に以下の2点です。
- 肖像権の侵害
- 名誉毀損
1. 肖像権の侵害
ドライブレコーダーの映像には、通行人や他の車両の運転者など、映り込んだ人の顔が映っている場合があります。人の顔は、肖像権という人格権**のひとつに保護されており、本人の同意なしに無断で撮影・公開することは原則として違法です。
ただし、公共の場で撮影された映像であっても、個人が特定されるような編集をしたり、プライバシーを侵害するようなコメントを付け加えたりした場合は、肖像権侵害とみなされる可能性があります。
2. 名誉毀損
ドライブレコーダーの映像を公開する場合、映像の内容によっては、映り込んだ人の名誉を毀損してしまう可能性があります。
例えば、あおり運転をしている様子や、事故を起こしている様子などを公開した場合、本人の社会的評価を低下させることになり、名誉毀損にあたる可能性があります。
まとめ
ドライブレコーダーの映像を無許可でSNSなどに公開する場合は、肖像権や名誉毀損の侵害に十分注意する必要があります。
公開する前に、以下の点を確認しましょう。
- 映像に人の顔が映っていないか
- 映像の内容で、映り込んだ人の名誉を毀損していないか
- 個人が特定されないように編集するか、ぼかし処理をする
- プライバシーを侵害するようなコメントは付け加えない
もし、公開について不安がある場合は、弁護士に相談することをおすすめします。
参考情報
- 弁護士ドットコム: https://www.bengo4.com/corporate/
- IT法テラス: https://www.tanoshiijapanese.com/dictionary/entry_details.cfm?entry_id=7502
以下、補足情報です。
- ドライブレコーダーの映像は、あくまでも事故の証拠として記録しておくことが目的です。
- 映像を公開する前に、必ず本人の同意を得ましょう。
- 違法な方法で公開した場合、民事上の責任を問われる可能性があります。
ドライブレコーダーの映像を公開する際は、十分注意して、マナーを守ることが大切です。
とのことです。
一時の感情で公開すると、逆にやられる場合もあるということですね。
Q:先に公開してから警察などに相談した場合、どのようなことが考えられますか?
ドライブレコーダーの映像を先に公開してから警察に相談した場合、以下の点が考えられます。
1. 捜査への影響
映像を公開してしまうと、目撃者や関係者が萎縮してしまい、捜査に支障をきたす可能性があります。
また、映像の内容によっては、事実と異なる情報が拡散してしまう可能性もあり、捜査を混乱させる恐れもあります。
2. 証拠能力の低下
映像を公開することで、証拠能力が低下してしまう可能性があります。
例えば、映像が編集されたり、加工されたりしている場合、裁判で証拠として採用されない可能性があります。
3. 名誉毀損などの責任
映像の内容によっては、映り込んだ人の名誉を毀損してしまう可能性があります。
名誉毀損は、民事上の責任を問われるだけでなく、刑事罰の対象となる場合もあります。
4. 炎上などのリスク
映像の内容によっては、SNS上で炎上してしまう可能性があります。
炎上してしまうと、企業や個人のイメージが大きく損なわれるだけでなく、精神的なダメージを受ける可能性もあります。
まとめ
ドライブレコーダーの映像を公開する前に、必ず警察に相談しましょう。
警察は、映像の取り扱いについて適切なアドバイスをしてくれます。
また、必要に応じて捜査にも協力してくれます。
以下、補足情報です。
- 警察への相談は、110番または、各都道府県の警察のホームページにある相談窓口から行うことができます。
- 相談する際には、映像の内容や撮影日時などを具体的に伝える必要があります。
- 警察は、映像を任意で提出してもらうかどうかを判断します。
ドライブレコーダーの映像を公開する際は、十分注意して、マナーを守ることが大切です。
安易な考えで公開した場合は、その全ての責任を背負う覚悟がある人とみなされるみたいですね。
公開したSNSが炎上・攻撃されても自分の周辺や務めている会社に迷惑が掛かっても、その全ての責任を背負う覚悟があるということみたいです。
感情で公開した場合は、誰も助けてくれないということです。
ドライブレコーダーの無許可の公開は逆に危険で、しかるべき手続きは踏んだ方が一番無難みたいです。
と、おいらが気になることをジェミニ先生に聞いてみました(⌒∇⌒)