ハワイの伝説と神話 | MASAのつぶやき

MASAのつぶやき

風に吹かれて根無し草

初夏の陽気で近所の桜も一気に開花しました。

 

 

 

 

 

 

 

ハワイの歴史や伝説、神話、逸話に興味があり色々と情報収集しています。

 

 

「ハワイの不思議なお話」

 森出じゅん著

 文踊社

 2012年4月30日発行

 

 

 

ハワイは古来から、森や山、川などの自然界には神が宿り、草花や動物は神の化身とされてきました。

生活のなかでも神の存在を感じています。

 

また、自然界のすべてには「マナ」と呼ばれるエネルギーが宿ると信じられていました。

 

そして、多くの神話や伝説、逸話が生まれました。

 

 

私がハワイの神話、伝説に興味をもったきっかけは、赤い帽子のようなものをかぶったイラストがかわいらしい"メネフネ"の「メネフネマック」チョコレートを購入してから。

 

*メネフネマック

ハワイの老舗チョコレートメーカー。1939年始業で今年創業85年になります。

 

 

メネフネのかわいいキャラクターのチョコレート

 

 

キャラクターに使用されているメネフネは伝説の先住民です。

 

 

「メネフネ伝説」を記載してましたので一部抜粋しました。

 

 

「メネフネ伝説」

ポリネシアの島からダブルカヌーに乗って、カウアイ島のワイルア川に到着した古代ハワイアンより前に先住民がいました。

 

伝説のメネフネ族です。

 

身長は人間の半分ほどの小人。

彼らはヘイアウ・道路・用水路・養魚池など土木建築物を造りました。

 

メネフネたちの仕事は良く組織化され、昼間は眠り夜間働く習慣があり、ひとつの建造物を一夜で完成させたと言われます。

 

カウアイ島には数か所にメネフネが造ったといわれる旧跡が残っています。

 

 

「メネフネ・ディッチ」

ワイメア川沿いのメネフネ・ロードを走ると、ワイメア川に架かる吊り橋の下に用水路が残っています。

 

 

この用水路はタロ芋の栽培に必要な水をワイメア川から引くために造られた用水路。

緻密に組み合わされた石の間からは、水は一滴も漏れないそうです。メネフネが一夜で造ったと言われています。

 

 

 

 

「アレココ・メネフネ・フィッシュポンド」

リフエ郊外にある養魚場。

約1000年前に造られ、アメリカの国家歴史登録財に認定されています。カウアイ島の王の命を受け、一夜で造ったと言われています。

 

 

 

「アレココ」とは池の守り神のサメの名前

 

 

 

また、メネフネはハワイの空に虹を創ったと言われています。

赤・オレンジ・黄色・緑・青・紫の6色です。

 

弓矢の先に6色をつけて空に向けて放ち、雨が降ると6色の虹が空に現れたそうです。

 

 

 

 

 

そして、ワイルア川上流にある「ポリアフ・ヘイアウ」も

メネフネが造ったと言われています。

 

しかし、ある日メネフネの王様が突然船で

カウアイ島から去るように命令が下されました。

 

何万というメネフネ族が太平洋の他の島を目指し出発。

どこへ行ってしまったかは不明です。

 

 

 

メネフネ伝説や有名な火山の女神ぺレの神話など数多くの不思議な話がハワイにはあります。