最近読んだ本です。
「もしも、私があなただったら」 白石一文著 光文社
離婚をし、大手企業を退職して故郷の博多で流行らないバーを経営。
6年後、同期入社の同僚の妻が突然訪ねてくる。
時を隔て再会し、やがて心を通わせ共に過ごす二人。
「大人の恋愛」を描く傑作小説。
文中より
「要するに、人間などというのは自分一人ではなかなか変えられない
長い生活習慣も誰か一人でも深く関わってくる他人と出会うと、
あっけないほど簡単に変更してしまえる」
「さみしさっていうのは、人間を少しづづ弱らせていく
味も色もない毒薬だわ」
「私たち女は心と身体で生きる。だけど、あなたたち男は
目と頭だけで生きようとする」
感想
やはり、人はひとりでは生きていけないんですね。
男の本音、女の本音が通じ合い、お互い相手を思いやる気持ちが
いつかは分かりあえる。
「大人の恋の物語」でした。
