読書の秋② | MASAのつぶやき

MASAのつぶやき

風に吹かれて根無し草

最近読んだ本です。

 

 

もしも、私があなただったら」  白石一文著  光文社

 

 

離婚をし、大手企業を退職して故郷の博多で流行らないバーを経営。

6年後、同期入社の同僚の妻が突然訪ねてくる。

時を隔て再会し、やがて心を通わせ共に過ごす二人。

「大人の恋愛」を描く傑作小説。

 

 

文中より

「要するに、人間などというのは自分一人ではなかなか変えられない

長い生活習慣も誰か一人でも深く関わってくる他人と出会うと、

あっけないほど簡単に変更してしまえる」

 

 

「さみしさっていうのは、人間を少しづづ弱らせていく

味も色もない毒薬だわ」

 

 

「私たち女は心と身体で生きる。だけど、あなたたち男は

目と頭だけで生きようとする」

 

 

 

感想

やはり、人はひとりでは生きていけないんですね。

男の本音、女の本音が通じ合い、お互い相手を思いやる気持ちが

いつかは分かりあえる。

「大人の恋の物語」でした。