ハワイアンの聖地 ワイルア川 | MASAのつぶやき

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風に吹かれて根無し草

今から1700年程前

マルケサス諸島・タヒチから

ダブルカヌーに乗って古代ポリネシア人

4000kmの太平洋を一ヶ月かけて

ハワイ諸島に辿り着きました。


最初に到達した島は、

果たしてどこの島だったでしょうか?


言われているところでは、ハワイ島説

カウアイ島説があります。



ハワイ島説

古代ポリネシア人がダブルカヌーで北上し、

最初に見つけたのはハワイ諸島の

一番南のハワイ島です。


ハワイ島最南端のサウスポイント

CANOE MOORING HOLES (カヌー・ムーリング・ホールズ)

という場所が残っています。


岩場に直径5cmほどの穴が多数あり、カヌーのロープを

この穴に結びつけた古代ポリネシア人の船着き場だそうです。


古代ポリネシア人はこの地に上陸し、ここを拠点に

カヌーを使って行動したと言われています。




サウスポイント近くのプナルウ黒砂海岸


カウアイ島説

一年の一定期間、風と海流がダブルカヌーを

マルケサス諸島から直接カウアイ島

運んでくるといいます。


そのため他のハワイの島々を通らずカウアイ島

上陸したといわれます。


そして到着した場所は、リフエ空港から10km北上した

ところのワイルワ川周辺です。


キャプテン・クックも1788年に最初にカウアイ島を

発見したのも、この様な風と海流の影響があったと

いわれています。




ワイルア川




ワイルア川は川幅が広いのでカヤックに最適



このワイルア川周辺には古代の神聖な遺跡の

ヘイアウが7ヶ所存在しています。


このエリアのヘイアウの建築様式はマルケサス諸島と

類似点が多く、影響が強い様式です。


ワイルア川周辺は聖地として、

古代ハワイアンの原点の地といわれています。


ワイルア川上流には "シダの洞窟"があり

カウアイ島の有名な観光スポットとなっています。


シダの洞窟

溶岩でできた洞窟でシダが逆に生えています。

古代ハワイアンのアリイ(王族)だけが結婚式に使いました。


最近は地盤が弱くなり中まで入れず、入口手前でしか

みれません。





結局、ハワイ島説・カウアイ島説、どちらも

1700年前程前のことですので、はっきりせず

ほぼ同時期ごろではないでしょうか。