【シドニー日記、的な投稿】
COVID-19をきっかけにロックダウン(シドニーはレベル2)になり、
「自分が感染していると思って行動してください」と言われ、外出時にそのつもりで行動すると、
「ごめんなさいね、わたしがもし菌を持っていて
あなたの大事な人にうつしちゃったら申し訳ないので、わたしに触らないで。
わたしはバイキン」
みたいな気持ちになって、人と目を合わせなくなったり、
合わせてもそらしたり、にっこり笑っているつもりが笑顔が
ぎこちなくなっているような気がすることに気づきました。
(つい役柄に入り込みすぎる)
そんな中、現在受講中のオンライン講座で、
今朝「ついこの間の月曜日にいきなり感じた『さみしさ』について」
話す機会がありました(聴く講座なので、他の受講生さんと交代で話し、聴きます)。
話しながら気づいたことは、これまでいかに
小さな笑顔や目を合わせる、なんとなく視界に入っている、
レジの人と近くなっても何の屈託もないということや、
気軽に外に出て人がいることに無頓着でいられたか、
ということでした。
こうした村上春樹氏のいうところの「小確幸」が
プチプチした微粒子のように空気中に飛んでいて、
私はそうした「小さいけれどもたしかにある幸せ」を
養分としてエネルギーに変えていたのかも、と思うくらい。
この話をしながら、「そこはかとないさみしさ」によって
「今まで当たり前のようにあったこと」に気づき、
それを嘆くだけでなく、それが大切だと気づいたこと、
そして、大切なので現状でも再現できないか、と
「手放さない/手放さなくてもいい」ということや
「そうしたつながりのための行動ができそう」な自分を確認できて、
元気を取り戻しました。
(具体的には、外出時に「保菌者かもしれなくても、
人間味あふれる人としてそこにいる」、オンラインの交流では
「限られた時間の交流でできるだけ心のふれあいを大切にする」
などを思いつきました)
人と触れ合ったり、交流したり、温かみを感じ合う機会が減っていますが、
だからこそ意識して質の高いやりとりができたらいいなぁ、と思っています。
みなさんの日常にある(あった)プチプチしたよいもの、はなんですか?