とてもよかった‼️
心理学に基づいて組み立てられている手法で、
たまたまやったらよかったよ、というものだとずっと思っていたのがそうでなかった。
とても読みやすく、すんなり理解できるのにセラピーの手法が
自然にできる形でふんだんに盛り込まれて大人の私たちにも使えると思うので、
ぜひ子どもが大きくなった人にも手にとってほしいです。
私はこの本の内容をいつでも取り出せるようにあと数回読もうと思っています。
心理学に興味がある人には、読み物としておすすめ。
そうでない人にも、直したいクセがある人や、
周りが不快に思うことを何度いわれてもやってしまう人が
いる人にもおすすめ。
どうしたらやめられるのか、しかもやめる、という否定から入らず、
例えば、爪を噛むクセをやめたい、だったら、
退屈になったらポケットに手を突っ込む、とか、
その動作をやる状況を見極めて、それが発動しそうになったらやること、
置き換えることをして、できた!の体験を積むことによって
自己肯定感も達成感も向上感もそして充実感も味わえ、
しかもできたら「お祝いをする」までがセットになっているので、
人生にお祝いをする習慣がつく、というのがとてもいいなぁ、と思っています。
私が好きなNVCでもお祝いを勧めていて、人生に必要なもの、と確信しています。
人は快を感じるために生きているのです![]()
不快を感じるのは、これは快じゃないよ、と教えてくれるため。
だから、快を感じるために不快が教えてくれているので、不快も協力してくれている。
不快があることを嘆き、悼み、
その後不快のおかげで快が見つかったことにお祝いをし、
快があることもお祝いをする。
このキッズスキルは嫌なクセをなくす方法、とか
身につけたいスキルを身に着ける方法、を超えた
人生を豊かにするスキル
だと思います。
以下、自分用忘備録的感想なので、この後イミフなことが続くかもしれませんが…
すでに知っていることやすんなり理解できることがあって、
でもこうしたら実践に落とし込みやすいんだね、という感じで読み進めていったら
巻末にタネあかしが。
この手法の元を組み立てたのは、ジェイ・ヘイリーという人らしいんだけど、
その人は現代のブリーフセラピーを創始者であるミルトン・エリクソンの本を書いていたりと、
大元はブリーフセラピーで、その後派生したナラティブセラピーなども入っているらしい。
さらに本の中ではオープンダイアローグをしている箇所もあって、
たまたまかと思っていたら、そういう流れで意図的に入れられていたことがわかってスッキリ。

