年末年始はスリランカに行ってきたのですが、
そこで会った深浅出身の中国人の友達の家に
遊びに行って参りました。

その友達が今は上海で働いていて春節のため
深浅の実家に帰ってきているという事で、
お家に招待してもらったのです。

家に行くと普通に兄弟を紹介されました。
妹が二人に弟が一人。中国では二人目以降の
出産には罰金があると聞いていたので、
かなりのお金持ちであると発覚。

ちなみに調べてみると罰金は一律ではなく、
北京などの都市と農村部ではあまり関係ないようです。

いずれにしても、金持ちには関係ないという事が
よくわかりました。

それと、その友達は客家(ハッカ)人という事で
家の中では広東語でもマンダリン(普通語)でもない中国語で話していました。

ちなみに、深浅は出稼ぎの人以外は皆広東語を話すそうです。
公立学校では授業は当然マンダリンですが、授業以外で友達同士で会話する時は
広東語で話すそう。

したがって、僕の友達は普通語、広東語、客家語を使っているという事です。
最もアイデンティティを感じているのは客気語で、次に広東語、普通語という事のようですが、
客気語は家の外では使う機会がないため、広東語が主流。

僕の友達は「弟は広東語が下手過ぎるからもっとうまくなって欲しい」と
口癖のように言っていました。

ちなみに、こちらは振る舞って頂いた客気料理。
$かじかじ@香港のブログ

奥の黒いのは羊の肉をワインで煮込んだもので、めちゃめちゃオイシイ。

せっかくなので客気人について調べましたが、実は香港人の一割りも
ルーツは客気人という事。

もともとは中原など黄河流域を起源とする正統な漢民族のようですが、
北方民族に追いだされる内乱の度に華南へ移住。
したがって、「客気」の由来は当時の華南人の言葉で「外来者」という意味だそうです。
現在はシンガポールはマレーシア、その他の東南アジア諸国に暮らす者も多く、
華人の1/3は客気人という事です。

参考:http://wee.kir.jp/china/chn_hakka.html


単一民族と言われる(厳密には違うと思うけど)日本人から見ると、
同じ国籍でもこうした言語や民族の違いがあるというのは
大変興味深いし、言葉に対して強いアイデンティティを感じる気持ちというのは
推し量り難いものがあります。

時々、そういう事を思う度に、たとえば満州国がずっと今まで残っていたら、
今の日本人論というのは大きく異なっただろうとも思います。

歴史に「もし」はないと言いますが、そういうのを考えると
日本というのがいかに世界的に特殊な国かがわかるような気がしてきます。

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