山葡萄 パネル ⑤ | 川端貴侊 仏画師・木彫刻師

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仏画教室のご紹介や作品制作の様子をお伝えするブログです。

ようやく春の兆しが見えてきましたねつくし





井波でも桃の節句に向け、おひな様の彫刻品が数多く見受けられるようになりました。






春が待ち遠しいです春








今回は 山葡萄パネル についてです葡萄




前回は枠を整えていきました。




次は赤丸の部分の葉っぱから整えていきます。






木彫刻師





荒彫りで、大きな筋は入れたのでそれを基準に形を作っていきます。




最初に決めるのがどの方向に葉っぱが向いているかです。





木彫刻師



葉っぱの傾き方としては



緑の矢印の方向に傾く(左下がり)



黄の矢印の方向に傾く(下さがり)



赤の矢印の方向に高低差が付く感じです。



言葉で説明するのは難しいですね。



実際、彫って方向付けるのはもっと難しいです。



自分なりに方向を考えて彫ってみました。




木彫刻師



しかし、何かおかしい。。。




ムチムチとった感じの葉っぱになり重いですね。




葉っぱの軽さが全然感じられないと先生からもご指摘を頂ました。




再度、葉っぱの方向性に対しての見え方を考えます。




木彫刻師



微妙な変化ですが、最初の時より面を意識しました。




この葉っぱは葡萄の上にあるため、大きくうねらせる事が出来ません。




そのため限られた厚みの中で葉っぱの傾きを出すには工夫が必要になってきます。




葉っぱの盛り上がる部分と盛り下がる部分に上手く面をつけ、薄い木の中であたかも葉っぱがかなり傾いているかのような錯覚を起こさせる、これが井波彫刻のすごい技です。




まだ私にデッサン力が足りないためそこまでにはいたらず、気持ちと鑿の動きが連動しない状態です。




もどかしい思いでいっぱいですが、とことんこのパネルと向き合って感覚をつかんでいきたいと思います。




この続きはまたご報告させて頂きますむっ