いつまでも・・・ その1、その2からお読みください。
秋斉さんと慶喜さんの関係についてネタバレがあるので、本編でまだ見てない方、ネタバレはいやん!な方はスルーお願いします!
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はしごを登り、七は巣の中にそっと雛を帰した。
「元気でね」
それから数日、七と俺は巣から少し離れたところで、巣立ちを見守った。
這い出て羽を動かしたかと思えば、飛べずにすぐ落下。
その度に駆け寄ろうとする七をなだめる。
徐々に飛行距離を伸ばしていく雛。
あれは何日目のことだっただろう。
「見た?秋斉」
「見たよ」
「行っちゃったねぇ・・・」
あの時の雛は無事に巣立って行った。
雛の巣立ちを見届けた七が、唐突に言った。
「秋斉って」
「うん?」
「親鳥みたい」
「・・・・・は?」
いったいこの坊ちゃんは何を言い出すんだ。
わけがわからず固まっている俺にをよそに、七が言葉を続ける。
「だって秋斉も、僕を甘やかしてなんてくれないもの」
「・・・・・」
「あの雛、ほかの人ならさ、きっと飼っていいって言ったよ」
「・・・そうかもしれないな」
「やっぱり秋斉は、親鳥だ」
「・・・・・」
「僕も、あの雛みたいに巣立つときがくるんだよね」
「そうだね」
「ねぇ、秋斉」
「うん?」
「秋斉は・・・僕のそばにいてくれる?」
「ふふ、それはどうだろうねぇ」
「秋斉の意地悪―!」
七が頬を膨らませる。
「秋斉は、ずっと一緒にいるんだもん!」
そう言って、じゃれるように後ろから七は俺に飛びついた。
(ずっと一緒にいるよ。俺がお前をずっと守るから。どんなときでも、何があっても。俺はお前の味方だよ、七)
その4へ続く・・・